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19:25頃
小牧さんが警察のサーバーをハッキングした。
切り替える直前の画面には
KSBCのデータベースと、
いきなりハッキングされたことに驚く
センター長たちの様子が映っていた。
瀬沢｢面白いなぁお前｣
そう言って瀬沢は小牧さんの後ろから腕を回した。
瀬沢｢これで準備は整った…
今夜、我々の素晴らしい計画を実行するとしよう｣
見張りを1人残して瀬沢たちは出て行った。
悠香さんと小牧さんは目合わせて頷いている。
これで役目が終わり、解放されると考えたからだ。
小牧｢石山さん｣
『ん？』
小牧｢…なんでもない｣
『なにそれ』
こんな状況だけど、小牧さんがいてくれて、
いつもの掛け合いができて安心した。
悠香さんが睨んでいること、
私は気づいてるよ。
＿＿＿
瀬沢達がみなと貴金属一番倉庫の裏口に到着。
配置についたと連絡が入る。
小牧さんが一気にシステムにアクセスしていき、
警備システムを無力化、ロックを解除した。
小牧｢はい〜これでオールクリア〜｣
監視カメラの映像には、
難なく進んでいく瀬沢達が映っていた。
｢はいはいはいはいはい…！｣
下っ端の男は嬉しそうに声を出しながら画面に夢中。
小牧｢はいはいはいはいはい｣
小牧さんも同じように言って男と顔を見合わせ、
画面を指さす。
そして次の瞬間、
小牧さんは男のポケットからスタンガンを拝借し、
男を気絶させた。
『おぉ…』
小牧さんは男の上着のポケットから鍵を取り出し
拘束を外してくれた。
小牧｢大丈夫？｣
『う、うん』
そして次に、小牧さんは悠香さんを見た。
小牧｢逃げよう｣
悠香｢いや、でもそんなことしたらあいつらに…｣
小牧さんは、5分後にシステムが再稼動するようにプログラミングしたから大丈夫だと説明した。
小牧｢奴ら閉じ込められて終わり｣
小牧さんはパソコンのコンセントを抜いて
男のポケットを漁ってスマホを見つけた。
小牧｢これ石山さんのだよね？｣
『うん、ありがと』
あとは外と連絡をとるだけ。
小牧さんがスマホの操作を始めた。
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作者名：らぎ
| 作成日時：2021年3月5日 14時
