１１：ほっくん ページ12
･
北斗｢紅羽ちゃんこっち見て｣
私は北斗くんの顔を見た。
優しい顔。
北斗｢家族だからメンバーにも紹介したいって
思うし、滝沢くんとか、他のジャニーズの人にも
紹介したいって思うよ。｣
『それは無理だよ』
北斗｢無理じゃないよ。
初めて紅羽と会った時から、礼儀正しくて
いい子だなって思ってたし。むしろ会わせてって
皆に言われてるんだよ？｣
北斗くんは私の手を握った。
北斗｢ネガティブにならないでよ。｣
『私、ただのファンなのに…』
北斗｢俺達のこと知らないより、ファンの方が純粋に嬉しいし、偽らなくていいよ。でもただのファンではないかな｣
＿ファンも大切だけど、妹の方が大切だから！
そんなことを言われた。
あぁ、気絶しそうだ。
『私、北斗くんに嫌われてると思ってたし、嫌われると思ってた…』
北斗｢いや、俺のこと嫌いならあんまり話しかけない方がいいかなーって思ってて｣
北斗くんは少し気まずそうに頭を掻きながら言った。
北斗｢初めて会った日の帰りにさ、Imitation Rainを真剣に聴いてくれて、その時からこの子はいい子だって思ってた｣
そんな苦し紛れの発言を信用してくれてたのか。
なんか申し訳ないな。
北斗｢俺ら、たまたまアイドルとファンって形で家族になったけど、多分順番が逆だっただけだよ。もともと家族になるはずだったに違いないよ｣
何を言ってるんだと思って思わず口角が上がった。
北斗｢ちょっと笑わない！笑 それくらいの気持ちだよってこと！他人とか思われたら俺悲しい｣
北斗くんは私が思っていたより、私を家族だと思ってくれているらしい。彼の言っていることは嘘に聞こえない。
心配していた全てのことが杞憂だった。
『ありがとうほっくん』
北斗｢ほっくん！｣
『私ほんとはそう呼んでる』
いいじゃんほっくん！！って喜んでる松村北斗。
これからはもっと楽しく生活できそう。
お兄ちゃんと呼ぶのは少し気恥ずかしいから保留です。
＿＿
なんか順位ついててびっくりしました！
ありがとうございます(*' ')*, ,)
最初は低評価凄かったのに…。
ここから少し北斗sideのお話になります。
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ragi(プロフ) - sho.kano0129さん» ありがとうございます！その言葉で頑張れます(*´∇｀*) (2021年2月21日 17時) (
レス) id: ec19d43cf6 (このIDを非表示/違反報告)
sho.kano0129(プロフ) - すっごく面白いです！私の好きな設定なので！ (2021年2月21日 7時) (レス) id: 9f4af29832 (このIDを非表示/違反報告)
ragi(プロフ) - ニナさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです( *´艸｀)更新頑張ります！ (2021年2月20日 23時) (レス) id: ec19d43cf6 (このIDを非表示/違反報告)
ニナ(プロフ) - とても面白いです！！更新待ってます！！ (2021年2月20日 22時) (レス) id: cb7efdd065 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らぎ
| 作成日時：2021年2月19日 15時
