すれ違う ＊北斗side ページ28
心無いことを言われて、紅羽が傷ついていると思っていた。
だから謝って、声をかけた。
でも紅羽はそれを否定して声を荒らげた。
何が言いたいのかわからなくて、
『何？何が言いたいの？』
ってちょっと冷たく言ってしまった。
そうしたら紅羽は部屋に戻って行ってしまって
それから次の日も話せなかった。
今日は歌番組の収録でテレビ局に来ている。
楽屋で1人読書をしていると、隣に樹が座ってきた。
樹｢なぁ、紅羽大丈夫？連絡とれないんだよね｣
周りの奴らは｢樹もう呼び捨てかよ｣とか言ってた笑
ずっと黙る俺を見て樹は更に心配の色を濃くした。
田中｢なんかあったのか？｣
『…実はさ』
俺はこの前のことを話した。
樹｢まじか…｣
樹もどうしたらいいのか分からないといった顔をした。他のメンバーも聞いてたみたいで、皆悩んだ。
京本｢妹さんは、自分のことよりSixTONESのことを考えてたんじゃないかな｣
静かな中、口を開いたのは意外にも京本。
その言葉で紅羽との会話を思い出す。
＿＿
『ごめん、俺のせいで』
紅羽｢違うじゃん、ほっくん悪くないよ｣
『俺が悪いんだよ。俺が軽率だった』
紅羽｢…ちがうの、｣
『紅羽のこと傷つけたくないのに』
紅羽｢そうじゃないんだってば！｣
紅羽｢私のことはいいの、｣
『よくないだろ！』
＿＿
自分のことはいいと言っていた。
それよりも大事なことがあるってことだったのかもしれない。なんで気づけなかったんだろう。
でも俺だって…
『俺だって、紅羽が心配だったから…』
森本｢シスコン｣
ｼﾞｪｼｰ｢紅羽ちゃんって高3でしょ？もう大人だよ｣
高地｢お前まじシスコン｣
『は、はぁ？』
でも確かに、今回はシスコンだったかもしれない。
今回は。
京本｢…ちゃんと話しなよ？｣
『あぁ、ありがとう、京本…』
田中｢はぁきょもほくだ…すてきぃ｣
ｼﾞｪｼｰ｢きれぇい｣
とか言ってるこいつらは無視しよう。
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ragi(プロフ) - sho.kano0129さん» ありがとうございます！その言葉で頑張れます(*´∇｀*) (2021年2月21日 17時) (
レス) id: ec19d43cf6 (このIDを非表示/違反報告)
sho.kano0129(プロフ) - すっごく面白いです！私の好きな設定なので！ (2021年2月21日 7時) (レス) id: 9f4af29832 (このIDを非表示/違反報告)
ragi(プロフ) - ニナさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです( *´艸｀)更新頑張ります！ (2021年2月20日 23時) (レス) id: ec19d43cf6 (このIDを非表示/違反報告)
ニナ(プロフ) - とても面白いです！！更新待ってます！！ (2021年2月20日 22時) (レス) id: cb7efdd065 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らぎ
| 作成日時：2021年2月19日 15時
