検索窓
今日:36 hit、昨日:190 hit、合計:56,958 hit

104.2人きり ページ4

Kawanishi side




「やっぱり都会と違って空気が美味しいですね」




川西「お、おん」




今の俺にとっては空気なんてどうでもええ




だって




「というか、こんなのどかな場所にこんなに近代的なホテルがあるとは」




Aと2人きりでホテル泊まるんやで?(前乗りしただけ)




好きな子×ホテル×2人きりは色んな意味で死ぬ




俺を悩ませてる彼女は「シャバの空気はうまいな」なんて呑気なこと言ってるけど




「川西さん?早く行きましょ?」




川西「お、おん、行こか」




田舎にあるとは思えないほど近代的で、でっかいホテル




2部屋予約したはずが、1部屋しかとれていなくてみたいな展開は…




『こちらが1034室、そしてこちらが1035室の鍵となっております』




「ありがとうございます」




もちろんなかった。




いや、多少は期待するやん!

ここは1部屋しかとれてなくてベッドも1つしかないから一緒に寝るって流れやん!!




でもホテルも年中手違い起きてたらやってられんもんな……

それにAだったら「じゃあ私は違うホテル泊まりますね」とか言いそうやし




「?…大丈夫ですか、川西さん?」




川西「えっ、なにが?」




「さっきからぼーっとしてますけど」




川西「やっ、大丈夫やで?」




「そうですか。辛かったりしたらすぐ言ってくださいね?」




川西「おう」




好きな子と2人きりだから緊張してます、なんて言えるはずがなく




「じゃあ、部屋行きましょっか?」




川西「…おう、行こか」




穢れた感情をすべて捨てて、Aの後ろをついて行った

105.察しは悪くないです→←103.笑えない量の通知



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (85 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1053人がお気に入り
設定タグ:JO1 , SEVENTEEN , 愛され
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:らふちゃ | 作成日時:2024年3月20日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。