118.あかちゃんのねんね…？ ページ18
No side
JN「【眠い？】」
「【………んー…ねむい、です】」
膝枕をしたまま頭を撫でるとだんだん口数が減ってきたかと思えば、最終的には喋らなくなった
無意識なのか、猫みたいにお腹にすり寄ってくる
JN「【……かわい、】」
頭を撫でてる手とは反対の手でAの手を握るとぎゅっと握り返して、そのままその手を抱きしめるかのように引き寄せられる
なぜか急にAに会いたくなって、急いで仕事を終わらせて来た
もちろんみんなには内緒で
いつもならみんながいてAを独り占めできないからね
JN「【……よいしょっと…軽いな、】」
このままの体制じゃ辛いだろう
そう思ってAの部屋のベッドに連れていくためにそーっと、頭をどかして持ち上げると軽すぎてびっくりする
身長があれだとはいえ、小学生かそれより軽い気がする
…あんなに食べてたのに、Aの体はどうなってるんだろう
そう思いながらベッドへと運び降ろすと、ぎゅっと服を掴まれてる
…寝てるといつもに増して幼くなる顔や行動も相まって、子供どころかもはや赤ちゃんにまでみえてきた
その手を外して自分の手を繋がせるとこれまたぎゅっと握ってくる
JN「【…どうしよう】」
このまま繋ぎっぱなしも大変だけど、ベッドに入るのもある意味しんどい気がする
でも体は正直なようで、迷いなく後者をとった
手を繋いだまま、反対の手でAを引き寄せて脚でホールドすると僕の胸に顔を埋めてきた
可愛すぎる行動に思わず理性が飛びそうになったのをどうにか抑え、「無」の心でいるようにする
JN「【…このくらい、いいよね】」
ちゅ、と可愛らしいキスを落とす
まぁ、襲わない分、これくらいは許してもらえるよね
JN「…可爱」
無理矢理目を閉じ、眠りについた
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作者名：らふちゃ | 作成日時：2024年3月20日 10時
