111.ちんちくりん ページ11
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川西「ほんっまにごめん」
「いや、あの、川西さんはまったく悪くないので謝らないでください。私が勝手に寝たんですから」
川西「やっ、でも俺が…」
「私が勝手に寝たのに川西さんが寝かせてくださったんですから、謝るのは私の方です」
川西「Aは悪ないって!むしろ感謝っていうか……」
「え?感謝?」
川西「ちょっ、そんなん言ってへんから!」
「え、絶対言ってましたよね?」
川西「言ってない!忘れて!」
「忘れてってことは言ってんじゃないすか」
川西さんが寝そうになったところを申し訳ないが叩き起こさせてもらって、なんでこんなことになっていたのかと聞くと、映画を見ていて寝てしまった私を寝かせてくださったらしい
100%私が悪くて草
シングルベッドに大人2人なんて狭かっただろうに
これで川西さんが体痛めたりでもしたら私のことを誰か蹴とばしてくれ
「…あの、ほんとにすみませんでした」
川西「もぉ、だから謝らんで?俺が勝手に寝かせたんやから」
「やぁ、でも「それ以上謝ったらちゅーすんで」……………」
川西「なんかそれはそれで黙られると悲しいやん」
「そりゃ黙るに決まってるじゃないですか」
泣く子も黙るってか?
…いや、私川西さんと寝てから頭おかしくなってんな。うん。忘れよう。
「あの、ありがとうございました。こんなちんちくりんをわざわざベッドに寝かせていただいて。」
川西「自分のことちんちくりんなんて言わんで?」
「ちんちくりんですよほんとに」
川西「たしかになんかわかる」
「わからないでほしかったです」
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作者名:らふちゃ | 作成日時:2024年3月20日 10時