13話 ページ16
「次、理科係になりたい奴ー！一名だけ余ってるぞー！」
委員長の声が教室に響くが、誰も手を上げない。
・・・事はなかった。
「はい！」
そう元気に手を上げたのはサボさんだった。
あれ？サボさん、生徒会は？いいの？
と、私と同じ事を考えていたらしく、委員長が不思議そうに聞く。
「あれ、サボ生徒会良いのか？これも余ってるぞ？」
「いや、Aだけだと不安だからな！」
どういう意味だ、それは。
心の中で突っ込んでいると、ゾワリ。
背中から悪寒がする。
・・・女子、怖い・・・。
これから、サボさんと何かあるたびに睨まれるのか・・・。
はぁ、と小さくため息をついた。
・・・・・・
「Aーーー！一緒に昼飯食いに行こうぜ！！」
お昼休み。
授業から開放されたという安心感に包まれている中、いきなり彼が私の机にやってきた。
あれ、この前もこんなのあったような・・・あれかな、デジャヴっていうやつかな？
「あー・・・私、これから購買でパン買わないと駄目だから」
ごめんね、だなんて手を合わせてみるが、サボさんには効かず、
「そうか？じゃ、一緒に買いに行こうぜ！」
と返してきた。
ちょっとまって、
一緒！？
女子の視線が一気に背中に集まる。
これ以上一緒にいると、私の命が危ない。
「ううん、一人で大丈夫」
「そうか？じゃあ、」
その瞬間、サボさんの口が私の耳の真横に移動して、
「屋上で待ってるから」
早く来いよー！と叫んで、教室へと出て行った。
「・・・！！」
ほんと、サボさんって天然なのか、なんなのか。
赤くなる頬を隠し、お財布をつかんだ。
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お布団 - 更新待ってます！！私なら姫ってやつが私サボくんとキスしたんだーって言われたら｢あ、そうなん？俺エース襲ったよ？｣っていうわw (2021年6月7日 21時) (
レス) id: 99e5f8b903 (このIDを非表示/違反報告)
ｾﾙｱ(プロフ) - もう更新されないのかなぁ(´;ω;) (2019年6月30日 22時) (レス) id: 4709443771 (このIDを非表示/違反報告)
かげりん - 更新してほしいです！！お願いします！！！！ (2018年7月4日 9時) (レス) id: 01dfe19ebe (このIDを非表示/違反報告)
ロイズ - こんにちは！！物凄く面白くてドキドキが止まりません〜！！これからも更新楽しみに待ってます！！ (2017年8月27日 17時) (レス) id: bc4de1aa37 (このIDを非表示/違反報告)
秋風 - 物凄く面白くて一気に読んじゃいました（*´∀｀*）更新楽しみにしております！！ (2016年10月26日 17時) (レス) id: 69188f6a4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ら・ふらんす | 作成日時：2015年8月24日 13時
