独占欲強め彼氏の瑠姫くん (Ruki) ページ38
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「……まぁ、その、仕事の話もしたいと言われたら断れなかったといいますか、」
白岩「無理」
「…ですよね」
かれこれこの状態で15分は経っているだろう
床×正座という最悪な組み合わせの為もう脚は悲鳴をあげてる
私、あなたの彼女ですけど?
まぁ今回は100%私が悪いのでそんなこと言いませんが。というか今瑠姫くんにそんなこと言ったらもっと怒られる予感しかしないので言えません。
「……でも、約束しちゃっ「は?俺は許可してないけど」………はい」
白岩「彼女が俺以外の男とご飯行くって言われてはいどうぞいってらっしゃいなんて言うと思う?」
「やぁ、その……最初は断ってたんだけど、仕事の話って言われたら断りずらくて、」
白岩「で?結局押されておっけーしたんだ?」
「…はい」
なぜ私がこんなに怒られているかと言うと、男の人とご飯に行くことになってしまったからだ
いや、まって!言い訳させて!!
最初は断ってたの!ほんとに!
「ちょっとそういうのは…あははー」みたいな感じで
でもね、その子私の後輩で、真面目ですんごくいい子なの
「Aさん、ここってもう少し予算減らせませんかね?」「Aさん!俺そっちの方も手伝いますよ!」とか、とにかく真面目で成績優秀、優しい、勉強熱心でほんとにいい子を体現したような子なの
そんな子に「仕事のことで少しご相談もさせていただきたくて…」なんて言われたらさ…
断れないじゃん!?
「…っ、まぁ、仕事なら………しょうがないよね!!」ってなっちゃったのよ!!
まぁもちろん瑠姫くんは許してくれるはずがなく、この事を伝えるや否や即正座です
彼氏はソファで脚を組み、彼女はラグの上で正座です。こんなことあります?
あともう1つ瑠姫くんを怒らせた原因があるんだけど、後輩の子が指定してきたお店が個室式になってる薄暗いバー?みたいなところで
それ言ったら火に油を注ぐ勢いで瑠姫くんの怒りが大噴火
密室で2人きり?バー?薄暗いところで?しかも夜?ふざけんな、とのことです。
私はなんて余計なことを言ってしまったんだろうかと心の底から後悔したもんね
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作者名:らふちゃ | 作成日時:2024年1月26日 13時