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河野「………え？ちょ、え？そゆこと？え？どゆこと？」
「じゃあ、もし、長女が次女を殺すように仕向けたのが家政婦だったらどうする？」
河野「え、ちょ、どゆこと？」
「長女は家政婦にマインドコントロールされてた。そして、家政婦は長女をマインドコントロールして長女が次女を殺すように仕向けた。」
河野「え、でもさ、なんでわざわざ長女をマインドコントロールして次女を殺させたん？」
「んー、なんでだと思う？」
河野「え、んー、……次女がうるさかったから、とか？」
「違う」
河野「えぇ、わからん」
そんな勿体ぶらんではよ教えてや、と言われる
「…羨ましかったから」
河野「へ？」
「羨ましかったからだよ」
河野「え？どこが羨ましかったん？」
「両親に可愛がってもらえて、愛されてるのが」
河野「そんな理由で殺されたん？」
「うん。そうだよ。」
河野「かわいそっ………でもさ、なんでわざわざ長女に殺させたん？捕まりたくなかったから？」
「うーん、まぁそれもあるかな。」
純喜はそれもってなに？ってか胸糞わっるぅー、なんて言いながらジョッキに残った酒を一気で飲んでおかわりを頼んだ
純喜「なぁ、それもってなに？」
「まぁ、捕まりたくなかったてのもあるっちゃある。でも、本当の理由はね」
純喜「お、おん」
「愛されてる姉妹が憎かったんだよ」
河野「え、えぇ？」
「私は誰からも必要としてもらえないのになんでこいつらはこんなに愛されてるんだよって。そしてその気持ちが憎さからどんどん殺意に変わってったんだよ。」
純喜は、そんな理由で…と口をパクパクさせている
「そこでさ、ちょうどいい奴がいたの」
河野「へ？」
「両親は次女ばかりで全然長女に目を向けてくれない。そこで、愛情不足の長女の弱みにつけこんだ。」
「毎日愛情を与えると共に、どんどん長女の次女への気持ちを歪ませていった」
河野「ど、どうやって？」
「次女がいなければあなたは両親に愛してもらえる、次女を殺せば幸せになれる、次女を殺すべきだ、なんて毎日言い聞かせるの。そして殺す前に、」
「あなたがこのナイフで次女を殺せば、あなたは愛してもらえる。幸せになれる。そして、なにか聞かれたら'私が殺しました'と言いなさい」
「ってね。」
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作者名：らふちゃ | 作成日時：2024年1月26日 13時
