来てくれないじゃん？ (Keigo) ページ25
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「ねぇ佐藤くん！また期限ギリギリなんだけど！」
佐藤「あ、ごめんね〜？」
「ごめんねじゃなくて！」
次はもっと早く出して！と言って自分の部署へ戻る
白岩「だいぶお怒りじゃん」
「だって！また佐藤くんが期限ギリギリに出してきたの！いつももっと早く出してねって言ってるのにさ！」
まぁまぁ落ち着け、と言われ瑠姫がくれたチョコを食べる
営業部の佐藤くんは、いつも期限ギリギリに出してくる
出してくるというか、私が佐藤くんの方に行くまで出してくれない
しかも佐藤くんは営業成績がトップクラスらしく、上司に「佐藤くんもいろいろ頑張ってるんだから、見逃してやれ」なんて言われる始末
こっちだってそれをまとめたりとかいろいろあるのに！なんて毎回キレている
毎回それを見ている同期の瑠姫はキレている私に慣れたようでチョコをくれる。美味しい。
「瑠姫はいいなー」
白岩「なにが？」
「早めに出してくれるんでしょ？」
白岩「あぁ。ちゃんと出してくれるよ。」
瑠姫が担当している豆原くんは佐藤くんと同じ営業部で、佐藤くんの次くらいに成績がいいらしい
そしてちゃんと期限内に、しかも結構早めに出してくれるらしい
白岩「まぁ、景瑚にも理由があるんだよ」
「えー、瑠姫まで佐藤くんの肩持つの？」
白岩「そういうわけじゃないけどさ」
「…瑠姫、佐藤くんに甘い」
白岩「そういうわけでもないって」
「じゃあどういうことよ」
白岩「んー、まぁ景瑚は「Aさん！」」
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作者名：らふちゃ | 作成日時：2024年1月26日 13時
