einhundert sechs und fünfzig ページ24
『…それは……』
どういうつもり？
キミが私の何を知ってるの？
『ねぇ…雪宮くん、さ』
ホントは…そう言ってやりたい
でも、ここで言い返して雪宮くんの精神状態に影響与えちゃっても良くないよね…
追い詰められてるなら、私がとどめ刺す様な事しちゃダメだ
…私が耐えれば、これは円満に解決する話なんだ
今ここで思ったままを口にするのは悪手だろ
『雪宮くんさ、疲れてるんだと思うよ？
今日は練習終わりにして、部屋戻って休んだ方がいいよ
トレーニングの不備とか他にやりたい事あればノアさんとも考えてみるし…
これからどう言う方針でプレーするかとかに不安あるなら
私なりに考えてパターンごとにメリットデメリット書いたやつ、共用タブレットのドイツ棟フォルダにいれておいたし＿
ここの片付けは代わりにやっとくからさ』
そう言っても雪宮くんは考え込んでるみたいで、その場から動く気配がない
仕方ないから先に片付けやっておこうかな…
「…1つ聞いていい？」
『うんいいよ、私に答えられる事なら』
「君は、なんの為に“
質問の意図が読めないけど…
「だって、君はあれだけ出来る人なのに試合に出るのは1回きり
ドイツのクラブでサッカー続けてたら今頃プロだっただろうに…日本の無名計画に、しかもマネージャーとしての参加
U-20と試合する前から俺たちの事見下してた？荒唐無稽な夢だと思ってた？
角立たないようにヘラヘラ笑ってればそれでいいんだ？」
『急に、なんの事だか…
…言ってる意味が分からないんだけど？』
「じゃあハッキリ言うけどさ
世界一を目指してる人間の前でその実力を振るわないのは…
正直、舐めてるとしか思えないんだよね」
わたし…そんな風に思われてたの…？
『別に…私みんなの事、下になんか見てないよ…』
「…嘘なんて、いくらでも言えるよ
片付けしてくれたのはありがとう…じゃあ」
言葉だけお礼を言うと
雪宮くんの姿は、扉が閉まって見えなくなった
目的の人がいなくなったからもうこの場所にいる意味は無いな
私も部屋に戻るか
…さっきのアレ
恨みがましいような目で見られたけど、今のが＿
これまでマネージャーとして、皆を支えなきゃな…って
…頑張ってきたつもり、だったんだけど
『ダメだちょっと、苦しいな……』
「…ラファエラ？」
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白昼夢(プロフ) - らむねさん» 以前もコメント送ってくれた方ですよね！そういったコメント貰えるだけで書く気力になっています！頑張ります！！ (2023年3月24日 12時) (
レス) id: 5ec7d98280 (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 続編おめでとうございます！！この小説ほんっとうに良きですね・・！無理しない程度に頑張ってください！！ (2023年3月24日 8時) (レス) id: 41465224bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白昼夢 | 作成日時：2023年3月24日 1時
