einhundert ein und fünfzig ページ19
って事は……
どういう事だ…？
お兄が小さい頃から私に“お前はダメな奴だなぁ？(意訳)”って言い続けてきたお陰で私の自己肯定感がゴミになった、と？
『えー？でも多分それ違うと思うよ…？
お兄口悪いしマウント癖あるけど、言ってることは理にかなってるし
その場ではイラッときても、後からちゃんと考えたら“なるほど〜”ってなるし…』
「だからその“なるほどー”ってとこで間違ってんだよ」
納得する過程で私がおかしい解釈してるの…？
今すぐにでも噛みついてきそうなネスくんを抑えて、お兄も考え込んでる様子だ
「あ、潔アレじゃない？
ラファちゃんお兄さんで普通の基準がブレてんだよ」
「ナイス蜂楽、それだ
ラファエラ、お前は
『……ぅん？』
「確かに今までもそんな感じあったよね〜」
「二次選考の初め
選手全員の分析してレポートにまとめてたヤツ、配ったのに“要らなかったら捨てていいよー”ってさ
あんな詳しく見やすく書いてあんのに…俺らが捨てる訳ないだろ」
「あ、あとファンの子に会った時なんて特に
初対面で号泣してたあの子かぁ…
…そういえば何で泣いちゃったのかは結局分かんなかったな
あ、こっちの会話についてけなくて2人が固まってる
「なぁカイザー知ってるか？
コイツ、自分のファンに会った時
今
って言ったんだよ」
『だって、あの子は違ったけどいつもは皆＿！』
「ラファエラ」
そうだったのに…って言おうとしたらお兄に遮られた
表情抜け落ちた…？
何考えてるか分かんなくて怖いんだけど…
「今、思いつく限りのお前の価値を言ってみろ」
『え、っとね…
ミヒャエル・カイザーがお兄ちゃんで…
…あ！並列思考がそれなりに出来てぇ
あとは……えっと…
…ちょっと待ってね、考えるから…！』
あぁ、日本語がちょっと話せる
ほか？他かぁ…え、サッカーに関して？
あー、っと…
『パ、パスが上手い…よ？』
…MFだったし、多少の自信はある
「嘘だろ、最初に出るのパス？」
「わぁ…思ったより重症」
「冗談だろ…」
「本気なんですか…？」
『ぇ、パスが駄目だったら私マズいんだけど…』
「違う、もっと他には無いのか…？」
『…思いつかないなぁ』
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白昼夢(プロフ) - らむねさん» 以前もコメント送ってくれた方ですよね！そういったコメント貰えるだけで書く気力になっています！頑張ります！！ (2023年3月24日 12時) (
レス) id: 5ec7d98280 (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 続編おめでとうございます！！この小説ほんっとうに良きですね・・！無理しない程度に頑張ってください！！ (2023年3月24日 8時) (レス) id: 41465224bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白昼夢 | 作成日時：2023年3月24日 1時
