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指定された場所へと着いた。彼の姿はまだない。
カメラアプリを起動させ、前髪が崩れてないか確認する。
錆び付いたブランコに腰かけ、静かに揺らす。
...なんだか実感わかないや。
これから2年越しに�犖吉爿瓩伐颪Δ箸いΔ里法△笋韻卜篝鼎兵�分がいる。
雄登「ごめん、待った？」
少し走ったのか乱れた髪の、彼の綺麗な瞳に捕えられる。
...あぁ、懐かしい。今すぐにでも抱きしめたいくらい。
「そんなに待ってないよ」
雄登「そっか、...久しぶりだね」
「そうだね」
...沈黙が流れる
気まずそうに合う目が、もどかしい。
雄登「...髪染めたの？」
「うん、雄登...は染めないの？」
驚いたように大きな目がさらに開かれる。
もう付き合ってもいないのに、下の名前で呼ぶのはまずかっただろうか。
雄登「え、あー、...うん」
...また沈黙だ。
話題を出そうと考えれば考える程テンパり、余計気まずくなる。
私達以外、誰もいない静かな公園を消えかけの街灯が照らす。
その小さな光で雄登の口が動いたのがわかった。
雄登「学校どう？もしかしてまだ...」
「あー...でも大丈夫だから。心配しないで」
切なそうに綺麗な顔が歪む。
そりゃそうだよね。自分のせいなんだから。
でもね、もう雄登の悲しい顔はもう見たくないの...。
雄登「ほんとごめん...」
「いいよ、せっかく雄登といるのに思い出させないで」
雄登「ごめん...楽しい話しよっか」
「うん」
優しく微笑まれ、自然と頬が綻ぶ。
私の方が歳上なのに雄登には助けっられぱなしだ。
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作者名：藍珠 | 作成日時：2018年4月13日 23時
