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「なっ、誰だ貴様!?」
あんな父様が慌てるなんて、おかしくてつい笑ってしまう。
「お宅の娘さんを頂きに上がりました、お父様」
「何を馬鹿なこと・・・!」 総統様は唖然としている。
「A、おいで」
『うんっ!』裾の重さなんて忘れて彼に向かって走り出した。
『父様、さようなら』 2度と、会いたくない。彼といられれば、十分だ。
「さぁ、行くぞ」
窓から、飛び降りた。
怖くはない。
私にとっては、結婚するほうが恐怖だから。
彼は、私を姫抱きしてきれいに着地した。
そのまま走って逃げる。
「そういえば、俺の名前まだ言ってへんかったな」
『?・・・ええ』
「おれは、きょーゆうんや」
『きょー、様。これから、よろしくお願いします』
麗らかな日差しは、結婚ではなくこの「出会い」を祝福しているように見えた。
彼の腕は温かく、力強く。
きょー君はのちにこれを「恋」なのだと教えてくれた。
end_____
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カナ(元兎危) - まっちゃさん» ものすごい遅れました…ありがとうございます!名前は変えてしまいましたが天使ですよね()おぉ…うぽうさ…かわいい(( (2018年9月26日 21時) (レス) id: ba573eebb8 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - こんにちはーいつも楽しませてもらってまーす!兎危さん、どりみーは天使なのは分かる(何言ってんだこいつ)←おい 、、、、、こんな茶番見せてすいません、、、うぽうさ! (2018年9月12日 20時) (レス) id: 398baeef2c (このIDを非表示/違反報告)
兎危@緑君が天使すぎる件について - もん。さん» ありがとうございます!五名で力を合わせ頑張って書きましたので楽しいと言って頂きとても嬉しいです! (2018年8月22日 22時) (レス) id: 83b7e38493 (このIDを非表示/違反報告)
もん。 - 最後まで楽しく読ませていただきました。皆さんお疲れ様でした! (2018年8月22日 21時) (レス) id: 057eaa5aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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