RAD 2 (ページ28)

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Aが日本に行ってから一週間たった頃。

大学の実習室へ向かう途中、セフンのケータイが鳴った。

sh「もしもー…え？ジョンイン？隣にいるけど？なんで？」

sh「え？はいはい、わかったから！代わる代わる。」

sh「ほい。」

ki「なんで？」

sh「わかんないけど、ユナがジョンインに変われってうるさくて。」

ki「はい。」

yn「もしもしジョンインくん？！」

yn「A、休学ってどーゆーこと？！」

ki「…」

yn「もしもし？！ジョンインくん？！」

ki「……え？」

ユナの言ったことが全然理解できない。

Aが休学？

何？何言ってんの？

yn「えって何？！ジョンインくん知らなかったの？！」

ki「だってあいつ、一週間前に出展するからって日本行くって…」

yn「それ嘘だったんだよ！！」

頭の中が真っ白になる。

足の血の気がどんどん引いていくのがわかる。

yn「今ね、Aと共通の科目の先生に用事があって行ったらそんなこと言われて…びっくりして版画の先生に聞きに行ったら本当に休学したって言ってて。」

yn「休学して、前から話があったロンドンに留学したっていっててそれであたしびっくりして」

ki「セフンごめ、これ。」

sh「え、おいジョンイナ！！！！」

ユナがなんかまだ話してたけど
そんなこと、もうどーでもいい。

ケータイをセフンに渡し、店へと走り出した。