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貴「今日はみなさんに話があります。」
丈「じゃあ、絵里と洸は俺と部屋行こうな」
2人「はーい!」
花南と洸にはある程度だけ話してある
でも、まだ早い話もあるから丈さんと部屋に行ってもらった
貴「じゃあ、まずはどこから話そうかな
みんな、気になってるのはたぶん、倒れたことと秋のことかな?
私が寝言で言ってるの聞いたよね?」
淳「おん」
貴「その秋は私の彼氏です。って言ってももうこの世にはいません」
望「え・・・」
貴「空いてる部屋あるでしょ?101。私の隣の部屋。あそこが秋の部屋
秋とは花南と同じ時期に知り合ったの。
私が心を閉ざしてた頃。
花南と秋はそんな私を理解して、側にいてくれた
秋はいつしか特別な存在になってお互いに惹かれあうようになって付き合ったの。
で、日本に感染が広まった日3人で逃げて丈さんに会った
そして、ここに住むようになったの」
ここまでは普通に話せる
ここからが気持ちを持ちこたえなきゃいけない
貴「ちなみにseedってここに名前つけたのも秋。
ある日ね、いつも通りに物資を探しに外に出たの
その日はいつもより感染者の数が多くて追い込まれた
ビルの1階から屋上まで2人で走った
でも、屋上に着いたとき私は足がもつれて転んじゃったの
弾も切れて、近接もなくて、あいつらが来てて
もう終わりだって思ったの
でも、そこを秋が盾になって助けてくれたの」
花南が私の隣に座って手を握ってくれた
貴「おかげで私は助かった
秋は感染者に噛まれて、もうだめだからって
おいてけって・・・・
秋だけ残って私たちは脱出した
その時にねヘリの窓から見たの
秋が自分で命を絶つところを
残ってた弾で自分の頭を撃ったの」
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作者名:カンテラ | 作成日時:2014年12月22日 18時