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なんか、こーやって誰かのために


お茶入れるの久しぶりだなー


お湯を沸かしている間に戸棚を開けてハーブを選ぶ


んー・・・


疲労回復にローズマリーと快眠にカモミールかな


後は秋も深まって寒くなってきたから生姜も入れよう


ハーブティーは癖が強くて苦手になる人もいるから


美味しく飲めるようにバランスを考えて


飲みやすくはちみつで甘くしよう


そんなことを考えているうちにお湯が沸いた


心にも体にも染み込むように


丁寧に丁寧に


心を込めて


ひとつひとつのマグカップに


ハーブティーを注いだ


前は毎日入れてたな


みんなに美味しいって言われて


そんなことも考えながら


最後の仕上げにはちみつを入れて


これで完成


いい匂い。


貴「完璧」


望「そんなに上手にできたん?」


貴「望。うんできたよ。おまたせ」


望「一人じゃ大変やろ?手伝うよ」


貴「ありがとう。じゃあ半分運んでくれる?」


望「梓の頼みなんやから断るわけないやろ」


私たちは二人でハーブティーを運んだ


望「ええ匂いやな、はよう飲みたいわ」

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作者名:カンテラ | 作成日時:2014年12月22日 18時

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