私は輝-1- (ページ31)

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それからの私は周りからみれば

常に冷たい視線だったのかもしれない

でも、二人はわかってくれた

『なんか、如月さんっていつもつまんなそうだよね』

『わかるー。なんか生意気そうだし』

『何考えてるのか分かんないしね』

花『違うよ！梓はちょっと感情表現が苦手なだけなの！』

？『そーそー！顔には出てないけど一緒に居るうちに何思ってるかわかるから！』

二人のおかげで私はいじめられずに済んだ

花『あ！梓が笑った！』

？『お！自然と笑えたな。よかったな』

『うそ。如月さんが笑った』

私は徐々に小さなことでも笑えるようになっていった

今までの偽りの笑顔じゃなく

本物の笑顔で

いつまでもこの幸せが続くと思ってた

『感染者だー！あいつらがきたぞー！』

貴『二人とも！早く逃げよう！』

花『でも、どこに・・・』

？『とにかく走れ！走りながらどこか探そう!』

私たち三人は必死に逃げていた

丈『おい！君たちこっちだ！急げ!』

花『あれは』

貴『自衛隊のヘリだ！』

私たちは途中で丈さんに出会い、今の基地に住むことになった

そして、今のように時々外に出て、物資を集めたり生存者を探していた

ある日、すべては崩れた