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愛し方【HN】 ページ13










時間が経つにつれて動悸が激しくなる。


数秒おきに時計を見ても、時間の経過は早まらない。


寧ろ、時間が止まったような感覚だった。


じっとしていられなくて、起居を繰り返していた。


早く帰って来てほしいが、帰って来てほしくない。




来月同窓会をすると連絡が来て一ヶ月。


すでに同窓会は明日に迫っていた。


高校を卒業して二年、友人たちに会うのが楽しみだった。


連絡が来てすぐに、行く、と二つ返事をしてしまった。


それが今、自分の首を絞めることになっている。


高校を卒業してすぐに出会った彼氏、ジソンは、少し束縛が激しい。


そんなジソンが同窓会への参加を快諾するとは考え難かった。


とはいえ、同窓会はもう明日だ。


直前に伝えれば勢いでどうにかなると思っていたけど、勢いに乗る余裕なんてない。


考えるのを辞めようとしても、心に不安がぐるぐると渦巻いた。


というより、何故ジソンの許可が必要なんだろう。


そう考えていると、玄関の鍵が開く音がした。


反射的に立ち上がったが、その場から動けなかった。


少し時間が経って、ジソンがリビングに入ってくる。





「あれ、起きてたんだ。おかえり言ってよA」


『おかえり、ちょっとぼーっとしてた。』


「可愛い、もういつもは寝てる時間だもんね」





自分がいつも通りに振る舞えているかがとても不安で、ジソンの表情を伺う。





「A、なんか俺に隠してることあるでしょ。」





やっぱりジソンにはバレていた。


ジソンは本当に鋭い。繊細な性格をしているからなのかはわからないが、周りの人間がいつもと違う様子ならすぐに気付く。


鼓動が煩いがもう言うしかない。





「明日高校の同窓会があるの。ずっと楽しみにしてたから、行っていい?」




少し声が震えてしまった。


ジソンは意味がわからない、と言うような顔をしたと思ったら、フッと笑った。



安心したのも束の間だった。






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FEARNOT兼STAY! - 全てを【HJ】を長めで見てみたいです! (12月11日 23時) (レス) id: 56046c8d59 (このIDを非表示/違反報告)
FfC3SZvtC310ffW(プロフ) - 復帰ありがとうございます!それぞれの続きがまた見たいです! (6月16日 23時) (レス) @page25 id: 0dcca36122 (このIDを非表示/違反報告)
七彩 - 復帰ありがとうございます!また投稿楽しみにしてます! (6月14日 20時) (レス) id: 5d577b99f0 (このIDを非表示/違反報告)
七彩 - ハンジソンのロリコン警察官とロリータ小学生のお話作って欲しいです!お願いします! (6月14日 20時) (レス) id: 5d577b99f0 (このIDを非表示/違反報告)
FfC3SZvtC310ffW(プロフ) - 素敵なお話をありがとうございます!続きが楽しみです‎🤍 (2023年3月14日 0時) (レス) @page19 id: 0dcca36122 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年2月15日 3時

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