怪盗クイーン/探偵卿だって頑張ります！ (ページ40)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:12,066 hit

アリスってこんなのだっけ？リサ・仙太郎（？）恵理香（？）ページ40

―――さーて、どうするかな～。ここがアリスの世界なら最終的には赤の女王に会うのがお決まりだよね。誰かに道でも聞こうか。
そして、後ろから何かが勢いよくかけてきた。
???：どうしよう、遅れる遅れる～。女王様の会議に遅れたら首きりだ～
―――ん？女王様！？
そして横を通り過ぎようとした瞬間その人の腕をつかんでびっくりした。
ふとこちらを向いた人がウサギの耳をつけたヴォルフだったからだ。
兎ヴォルフ：いま急いでるんだ！その手を放せ！！放さないなら･･････
といって腰につけていた刀を抜く。
―――私のこと知らないんだっけ？ていうかウサギの耳とか、結構似合うね。しかも刀持ってるって言うのもキャラを保っちゃってるしね。
リサ：ごめんね。ちょっと道を聞きたいの。女王様のところに行くんでしょ？お願い連れて行って。
とお願いをした、が
兎ヴォルフ：だめだ。どこの馬の骨かも知らないやつを近づけさせれるか！
でもまぁ、場所は教えてやろう。この道をまっすぐ行くと森に着く、それから木を三本越えて。
リサ：急いでるんでしょ、もう、いいわ。ありがと。
馬の骨とか言われてむかっときてたうえに説明が長かったので行かせたのだ。
兎ヴォルフ：あぁ。じゃあな。
といってかけていった。
ヴォルフに言われたとおり森に着いた。しかしとても暗い森で少し怖かった。
でも森の奥にポツンとした光が見えたのでリサはそこに向かっていった。
光の近くに行って茂みに隠れてみると、そこはテーブルで顔は見えなかったが２人の人が楽しそうに喋っていた。
―――あの人たちに聞いてみよう。でもいきなり邪魔するのもな。
と思って一歩踏み出した。しかし、ガサガサ。と音を立てた瞬間。
???男：誰だ！
と言ってシルクハットをリサに向けて投げてきた。結構速かったがリサはぱしっと受け止めた。
リサ：ごめんなさい･･････えっと。
―――ここは素直に道がききたいって言うべきかな？けど･･････怪しまれるよね。だって女王さまって嫌われ者なんでしょ？
リサ：あまりにも楽しそうだったのでつい。
とうそをついた。
???女：じゃあいっしょにパーティしましょう！
二人とも聞いたことのある声で不思議に思っていたけど、すぐに顔がわかって不思議からびっくりに変っていた。
シルクハットを投げた人物、それはぴしっとしたタキシードの仙太郎だったのだ。そして一緒にパーティしましょうと誘ったのはネズミの耳をつけた恵理香。