怪盗クイーン/探偵卿だって頑張ります！ (ページ37)

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ドッキリな朝　仙太郎ページ37

朝の６時
仙太郎：今日、リサはあいつとケリをつけるって言ってたな。でも俺は今日あの木に行っていろいろ見張りとかしてないといけないし･･････ふぁーぁ。
早速着替えて外に出る。郵便ポストに手紙が一通。
『アリスは不思議の国に落ちる。さて、お前は王子様になれるかな？』と書かれていた。
―――もう始まってるのか？とりあえず行ってみるか。
彼女が危機に落ちても仙太郎は冷静だ。それはリサなら大丈夫という信頼。
そして探偵卿の本能からでている。
公園にて･･････
恵理香：待ってたわ仙太郎君。
公園に着くと恵理香が声をかけてきた。
恵理香：リサを、助けてあげて。
仙太郎：君は確かシルフィーユの？
恵理香：そう、覚えていてくれたの。そんなことより早く。ここをのぞいて。
恵理香は仙太郎の手をつかんで木の根元のくぼみをのぞかせた。
恵理香：ごめんね。助けてあげて。
小さい声でそういうとくぼみをのぞく仙太郎の背中を押した。
仙太郎：うわーっ！
叫び声をあげてくぼみを仙太郎は落ちて行った。
そして恵理香は蛇に形を変えそのあとを追った。