怪盗クイーン/探偵卿だって頑張ります！ (ページ18)

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次の日、仙太郎・謎の男ページ18

今は朝の６時。仙太郎は寝ていた。
トゥルルルル･･････トゥルルルルル･･････仙太郎のケータイがなる。
その音で目が覚めた仙太郎は枕元に置いていたケータイを手探りで探す。
―――こんな朝早くからだれが電話してきてるんだ？
まぶしそうに見つけたケータイを開けるとそこにはルイーゼ０９０－４８３７－９４４２と書かれていた。
仙太郎：･･････はい？
ルイーゼ：あ、仙太郎ちゃん？もちろん起きてるでしょ。今日はリサちゃんとデートなんだから。
仙太郎の声とは違ってルイーゼの声は明るい。
ルイーゼ：今日はデートなんだから！準備はしっかりするものでしょ？それ手伝いに７時に向うから起きててね！
仙太郎：えっ。ちょまって、俺今起きたばっかり･･････ﾌﾟﾂｯ
ルイーゼに一方的に切られた電話を１０秒くらい見つめる。寝ぼけてるせいであんまり状況が把握できていなかった。そして
仙太郎：ルイーゼさんが、来る？ルイーゼさんが、来る？
そうつぶやいてベットの周りを見る。足の踏み場もない部屋になっていた。
頭の中に、もう、なにやってるの？もしリサちゃんがいきなり来るって言ってこの部屋に来たらどうするの？と説教を続けるルイーゼが現れる。
それをぶんぶんと頭を振って打ち消す。
それから仙太郎ははやくうごいた。
段ボールの中にいらないものをどんどん積め込んで押し入れに入れたりしていた(これに３０分かかった)
そして朝ごはんを食べて着替える(これには合計１０分かかった)
そしてひと段落した所にピンポーン♪という音が響いた。
―――ルイーゼさんはやっ！２０分前だよな？約束と全然違うだろ！
時計を確認しながらそう思っていた。そして
仙太郎：はーい
と軽く答えてドアを開けた。
ｶﾞﾁｬッ、ﾁｬｷｯ。
ドアを開けた瞬間に刀が仙太郎の喉元につきたてられる。
―――何なんだこいつ！？
フードを深くかぶった人はとても低い声でこう言った。
???：探偵卿だな？アリスに近づくな。近づいたら命はない。
声からして男だったがその男はさっと姿を消した。
あっけにとられてる仙太郎は、３０秒くらい固まっていた。
そして気を取り直して推理を始める。
―――コンビニ強盗に比べりゃこんなの全然平気だけどさ、アリスってもしかしたら･･････ブルーローズのことか？しかも俺のこと知ってるやつだな。
これは旦那に言わないほうがよさそうだ。きっと被害が広がるからな･･････