怪盗クイーン/探偵卿だって頑張ります！ (ページ2)

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とある一つの出会いリサ＆プロのコンビニ店員ページ2

あーどうしようっ！昼ごはん食べてないよ～。仕事間に合わない！
ここＮ市の通りをリサは急いでいた。ハイヒールを履いているがスピードは速い。
そんなリサの目にコンビニが映る
そうよ、コンビニで買えばいいじゃない！そう思ってコンビニに入る。
仙太郎：いらっしゃいませ～どうぞごゆっくりごらんくださ～い
コンビニ店員は元気にあいさつをする、がリサにはそんなことは聞いてなかった。弁当売りコーナーへ行くと他のより一回り大きい弁当が目の前にあった。
そこには『大特価！春の弁当フェア！』という紙が貼られていた。
これでいっか、おなかすいたし……
それに安いしね！。
その弁当をかごに入れてレジへ向かった。
レジの店員はとってもにこにこしながら話しかけてくる。
仙太郎：お客様お急ぎですね？息荒いですよ。お箸どうなさいます？
バックから財布を出している途中に話しかけられたリサはあわてて顔を上げた。するとリサは一瞬びっくりした。店員は茶髪にピアス、そこまではそこらへんにいそうな若者なのだが、その満面の笑顔が普通の人より輝いて見えたからだ。
リサ：えっと、お願いするわ。
そこでしまったとリサは思った、なんで上から目線しちゃったんだろう、相手は敬語なのに……っ。きっと悪い思いさせたんだろうなぁと思って顔を上げると店員は顔色変えずに
仙太郎：かしこまりました、458円いただきます。
それからリサは何も言わずに500円を出した。
仙太郎：500円お預かりで42円のお返しです。
商品とお釣りを渡されてからもう一度店員の顔を見た。
やはり変わらずに笑顔のまま、そしてリサと目があると
仙太郎：ありがとうございました。またのおこしを～
私も心の底からの笑顔を返してコンビニを後にした。
この出会いがリサの平凡な生活を変えるとはだれも思わないだろう。