ご近所さんの不良さん達【東京卍リベンジャーズ】

14．カズマサくん ページ14

*




｢あーー、笑ったー。｣



公園で4人で座る。ロン毛は場地圭介くん。ツーブロックは松野千冬くん。千冬くんは早くもフルネームから一つショウカク。おめでとう。マイキーから餌付けやら何やらAの気に入ることしたら仲良くしてくれるよって教えられてから頑張ってる場地圭介くん。




｢カンタンに餌付けされる程わたしはかるいオンナじゃないよ。｣

｢変な言い方すんなよ。つーか、千冬には餌付けされて懐いてんじゃねーか。｣

｢だって千冬くんは人がよさそうだし。｣

｢何だ、その俺は人が悪そうみたいな言い方。｣




｢だってロン毛だし｣って言ったら｢ロン毛関係ねーだろ｣ってあきれてた。公園に行く途中で沢山ペヤング買ってきてた。ペヤングよりUFOのほうがスキなんだよねー。貰ったけど。これでしばらく食うのに困らない。

わたしの合格基準がわからないので諦めた様子の場地圭介くん。


｢諦めたらそこで試合終了だよ｣って言ったら｢うるせーよ｣って言われた。カツ入れてあげたのに。




｢ん？A、その膝の傷どうした？｣

｢きのう学校のジャイアンみたいな子が後ろからおして転んだんだよ。きのう洗ってそのままだったからカサブタになってるねー。｣




マイキーに言われるまで忘れてた。意識するとじんじんとした感覚がない……ことも無いかもしれない。



｢古傷が痛むぜ。｣

｢コケただけでカッコつけてんじゃねーよ…｣

｢古傷って……昨日、だよね？｣



｢誰そいつ？｣ってマイキーが聞くから｢カズマサくんだよ｣って素直に答える。カズマサくんの事知ってどうするんだろう。



｢そいつの家どこ？｣

｢カズマサくんのお家燃やすの？｣

｢そんな物騒発言する小学生がいてたまるかよ。｣



場地圭介くんがため息混じりに言っている。キミ達フリョーに言われたくないよ。

次に｢そのカズマサとかいう奴殺す｣ってマイキーが言うから場地圭介くんも千冬くんもギョッとしてる。

深海魚みたいな目でマイキー見てる。




｢マイキー、セッショウはいけないよ。｣


｢お前もお前で何で平然としてられんの？｣

15．カホゴ？セコム？→←13．ロン毛とツーブロック

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す