イーガ団の幹部 (ページ12)

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ガーディアンページ12

会議が終わるのを図書館でウロウロしながら待機している間、私は色々な事を考えていた。
まずは仲間とどう仲良くなるか。
ミファーとダルケルは、故郷の上の身分にあたる者だから、ザーラの里、ゴロンの村を褒め称えるのが良いと考えた。
ウルボザは頼れる姉さんだから、少し甘えてみるのが良いかと思う。
リーバルはとにかくプライドが高いだろう。そうそう上手くにはいかないと思う。色々試してみて、彼の反応を伺う事にしよう。

そして会議が終わると、私はまず中心的なウルボザと話してみることにした。
と突然、兵士の悲鳴が廊下に轟いた。
「何事だいっ！？」
ウルボザが慌てて廊下へ出ると、そこには血まみれの兵士が這い蹲っていた。
ミファーは兵士を図書館へ運び、急いで治療魔法をかけている。

私もウルボザに続き、急いで音のした方に行ってみると、ガーディアンが兵士に取り囲まれ暴走していた。あの様子では、どうも点検する奴がヘマをしたのだろえ。
その大型機械の動きは止まることなく、あらゆる方向にビームを撃ちまくる。
城下町の者も騒ぎに気づきいて周りが混乱し始めた。するとゼルダ姫も姿を現した。ここでも民を見て、悲しそうな碧眼を向け、またガーディアンの方に目を向けた。
衝撃を受けていないことから、ゼルダ姫にとっては慣れていることが見て取れた。
ここでガーディアンを止めれば人気者。信頼もされる。
図書館の壊れた窓から、一直線にガーディアン目掛けて飛び降りると、古代兵装の剣を目に突き付けた。
硬い。
さすが我が祖先シーカー族の作った物だ。
｢でも……
私の腕にかかればなんて事無い！！｣
足を全て切断し、最後の自爆にダメージを受けないよう弓矢でラストショットをお見舞した。
派手な音と素材を散らし、ガーディアンは跡形も無く消滅した。