【薄桜鬼】ブラコンの妹ちゃんが恋をするのは、誰でしょう？ (ページ5)

今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:44,505 hit

４話ページ5

僕は、ため息をついた。

貴「すいませんが、その二人を返してくれませんか？」

斎藤「断る。」

強いな、この二人。

貴「その二人の「「ヒャハハハハ！」」…な、なに？」

沖田「あ～あ、来ちゃった。二体か。」

白髪、赤目、血に飢え、精神の乱れが著しい。
あれは、確か、「血に狂いし者」。
いや、僕ら、鬼の「まがいもの」？

海斗「A！こいつら、傷が治る！気をつけろ！」

貴「人体急所ですね。新選組の方々。」

僕は、返答も聞かずに、心臓に突きをそれぞれ入れた。
返り血は、浴びなかった。殺すことに慣れてしまっている。

新選組の人が、二人増えた。
黒髪の人と、赤髪の人。

土方「おい、てめえら、こいつらを殺ったのか？」

先にいた二人が、ばっちり見てたから、言い逃れできないな…。

貴「そうですよ。」

僕は、しっかりと前を見据える。
隙を見せないために。

土方「逃げるなよ。背を向ければ斬る。」

そのまま僕らは、従順にしたがった。

その後、新選組の屯所の一室に連れていかれた。
部屋に入ったとき、茶髪の人(沖田)に、

沖田「逃げたら、斬るよ。」

と、睨まれた。そのまま彼は、見張りとして外にいた。
天井裏に一人、ほかにも何人か潜んでる。
逃げようがないじゃん。

貴「お兄ちゃんは、寝ててよ。」

海斗「じゃあ、そうさせてもらう。」

周囲の人に気づかれないように、ひっそりと話す。

そのうち、お兄ちゃんは、寝てしまった。
僕は、まったく寝られない。敵地で寝られるような、図太い神経してないし。

第一、見張りを変えてまで、さっきの四人で会議なんて、気になるじゃん。
聞く方法ないんだけどね。