AAAの体調不良！2

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與side



医「あー…これは苦しいね…
ちょっと、色々検査してみましょうか。」


病院に着くと、連絡してくれていたから
すぐ診察室に呼ばれた。


相変わらずゲホゲホしてるにっしーの胸に
聴診器を当てるお医者さん。


西「けん、さ…？」

医「大丈夫。すぐ終わりますよ。」


不安そうな顔のにっしーに
お医者さんが優しく微笑む。


体と一緒にメンタルもやられてしまったのか

血液検査からやりましょう、
って言葉を聞いて震えてる。



與「にっし、大丈夫やから。すぐ終わるで。」

西「ん…」


あまりにも不安そうにするから、
空いている右手を握ってやるとちょっと安心した顔。


それから、呼吸機能の検査。

レントゲン。


色々連れ回されてにっしーはふらふら。



浦「レントゲン、次撮ったら終わりだからな。
もうちょい、がんばれ。」


直也くんに体を支えてもらいながら
レントゲン室に入っていく。



医「はい、終わり。
じゃあ少し待合室で待ってて下さいね。」



やっとのことで検査が全部終わり、
待合室に戻ってきた。


西「ゲホッゲホッ……」

秀「お疲れ様。」

西「ん…はぁ…」


ふらふらとイスに座り、
隣に座った俺にもたれかかってきた。


與「大丈夫？」

西「ん…」


全然喋らないから不安になって
顔を覗き込むけど、

顔色は悪くはないから疲れたんだろう。





10分くらい経ったかな？

再び診察室に呼ばれて、皆で中へ入る。






医「喘息ですね。」

與「喘息…？」


予想外の診断に皆驚く。


医「寒い場所とか、夜中とか苦しかったでしょ？
薬と吸入、用意しておきますから。」



喘息て…
ずっと付き合っていかんとあかんやつやろ？



西「ダンスとか…できますよね…？」


医「んー、まぁ1週間くらいは様子みて安静にしてて欲しいかな〜。

ちょっと落ち着いてきたら、
休み休みで、お願いしますね…？」


にっしーの一番の不安は
AAAの仕事がちゃんとできるか、って事。

とりあえず大丈夫って分かって安堵の表情。


気いつけて見ててやらんとな…



薬を貰って、吸入の説明を受けて、

さっきよりちょっとだけ楽そうなにっしーを連れて
宿に帰ってきた。

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