AAAの体調不良！2

☆ ページ27

日高side



次の日はメンバー全員での
ライブの打ち合わせだった。



ｽﾀｯﾌ「與さんなんですけど、今日ちょっと
熱が下がらないみたいでお休みになります。」



真司郎以外の6人が集まった時
スタッフさんに言われた言葉。


あー熱下がんなかったか…





西「え、俺うつした…」




2日前熱を出して途中で帰った西島が
マスクの下で弱々しい声で呟いた。



日「や、真司郎そん時から
風邪気味だったらしいからお前じゃないよ。」

西「でも…」


フォローしてみるも、
あんまり納得がいかないみたいで泣きそうになってしまった西島。


とりあえず打ち合わせ始めよっか、っていう
直也くんの一声で打ち合わせが始まった。




…




ｽﾀｯﾌ「日高くん、ここどう？」

日「あー、いいと思いますよ。
で、こっから出る感じですよね？」

ｽﾀｯﾌ「そうそう。」



アンコールの登場の仕方を皆で考える。
話し合いも白熱していた時。



ガタッ

イスを引く音が聞こえて、
見ると秀太が部屋から出ていった。



トイレかな？

誰も気にしてなかったんだけど、
10分経っても15分経っても戻ってこない…



千「ねぇ、秀太遅くない？」

宇「なんかあったのかな…？」

日「ちょっと様子見てくるわ。」


さすがにみんな気にしだして
様子を見に行ってみる事にした。




部屋を出て左に曲がった所にあるトイレ。


日「秀太ー？」


いない…

個室は全部開いていて、秀太も居なかった。



来た道を戻って反対側の自販機がある場所にいく。




日「秀太！大丈夫か？」


自販機の目の前にある長イスに
腕を目の上に乗せて横になっていた秀太。



秀「ん…日高…？」

日「そうだけど。具合悪い？」

秀「ごめん…なんか目眩して…」



ゆっくり目を開けてこっちを向く。

わ、顔色わるっ
てか頬だけ赤くね…？



昨日の真司郎とか西島みたいな
頬の赤さに驚いて、

額に触れてみると感じた熱。





日「熱あんじゃん…」

秀「ん…ケホッケホッ」



聞くと西島の家に行った時に
元々疲れてたらしく風邪を引いたらしい。



西島が今の秀太を見たらまた落ち込んじゃう
と思って

秀太だけとりあえず
荷物のある楽屋に連れて行って、
マネージャーを呼んで家に返した。




打ち合わせに戻り、具合悪くて帰ったって事を皆に伝えるとやっぱり驚く。


涙目になってる西島に
お前のせいじゃないからな、ってフォローしつつ

とりあえず残りのメンバーでの打ち合わせを進めた。

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