AAAの体調不良！2

★ ページ21

與side



與「はい、後ろ、横んなっててええよ？」

日「ん…」


日高も車で来ていたけど、
体調悪い中運転するのは危ないから
俺の車の後に乗ってもらう。


乗ったはいいけど横になろうとせず
体を縮こませていだ日高。



與「横にならん？…なしたん、大丈夫？」

日「さむい…」

與「寒い？まじか…」



9月の中旬。
残暑も過ぎちょっと肌寒くなってきたかな、ってくらいの今。

寒いってもしかして、熱出てきた…？


そう思って日高の顔を覗き込むと
真っ白な顔に頬だけ若干赤みがさしている。



與「日高、熱出てきたんちゃう？
俺のパーカー掛けとき？」

日「ん…ありがと」



いつもの元気がなく完全に弱ってしまった日高。

とにかく早く暖かい部屋で寝かせてやりたくて
急いで車を出した。





…


與「わ、38度5分もあるやん…」



日高の家に着き、車から降りたんだけど

あまりにもふらふらしてるから体を支えたら
感じた高い体温。


部屋に入ってすぐ着替えて、寝かせて
熱を測ったら結構な高熱だった。




日「しんじろ、トイレ…」

與「ん、立つよ…ほれ。」

日「…んっ、」

與「え、吐きそうなん？！
ちょい、待って。」



普通にトイレしたいのかと思ったら、
吐きそうだったみたいで

立ったと同時に口を手で抑えてしまった。



與「…はいっ、ええよ？」


バタバタとリビングに行って見つけた
袋を持ってきた。



日「っんん、ぅぅ…ｹﾎｯｹﾎｯ…はぁ…」

與「吐けない？」

日「んー…ｹﾎｯ…、気持ち悪い…」


吐き気はあるのに、吐くものがないのか
全然吐けなくて可哀想…

しばらく袋に顔を突っ込んでたけど
落ち着いてきたのかようやく顔を上げた…



と思ったら


與「お腹痛い？」


お腹をさすり出した日高に聞くと
コクン、と頷いたのでトイレに連れていく。





マジで大丈夫かな…

胃腸炎かなんかか？



目の前で待たれるのも嫌だろうし。

病院とか行った方がええよな、って、
色々調べて待つ事にした。

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