十五話「コーヒー熱い」 ページ19
ある日のこと。
なんとか書類仕事を終え、ふわっふわのソファの背もたれに寄りかかり、お洒落なマグカップに入れたコーヒーを飲んで、優雅な空間でのんびりまったり過ごしていた時のことだ。事件が起きたのは。
中也が目を逸らし乍、2枚の質の良い紙切れを手に持ち話し掛けてきた。
「姐さんから遊園地のチケット貰ったんだけどよ…
日曜日に一緒に行かねェか?」
手に持っていたマグカップを落とした。マグカップが割れた。足にコーヒー(ミルク多め)がかかった。9割以上ミルクが入った砂糖8個のこのコーヒーの温度は48度だ。熱い。100%火傷だ。だが、そんなことはどうでもいい(よくない)
ついに、あの中也が、ツンデレ世界代表とも言わんばかりの中也が、私に逢引(デェト)の誘いをしてくれたんだぞ!?デレ期か!?神様ありがとう、信じてないけど!否、神よりも姐さんありがとう!貴方が神だ!否、中也が神か?否、やっぱり女神((
『いいいいいいいいい行くよ!!絶対!』
「お、おう…」
勢いよく身を乗り出し、中也の手をぎゅっと両手で握り、速攻返事をする。
中也がやや引き気味な反応をしているのは、見なかったことにしておこう。
この時、浮かれていた私は気づかなかった。中也も嬉しそうに、顔を綻ばせていたということに。
また、私が中也に抱いていた感情が、既にキャラクターに対してのもの以上であったことも。
折角の逢引だ。それらしい、中也の好みそうな、お洒落な服を着て行かねば!
明日、樋口ちゃんにでも相談してみよう。
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ロイゼ@魔法契約民(プロフ) - まんじゅうねこさん» あ、ありがとうございます!!o(`・ω´・+o) ドヤァ((殴 (2018年12月24日 20時) (レス) id: e949299f29 (このIDを非表示/違反報告)
まんじゅうねこ(プロフ) - ロイゼ@魔法契約民さん» えっ………( ゚д゚ )す、凄いですね!(( (2018年12月9日 19時) (レス) id: 5748b81071 (このIDを非表示/違反報告)
ロイゼ@魔法契約民(プロフ) - まんじゅうねこさん» 卒論の事ですか?勿論、文ストのだざさんですよ!!(`・ω・´)キリッ(( (2018年12月9日 18時) (レス) id: e949299f29 (このIDを非表示/違反報告)
まんじゅうねこ(プロフ) - だ、太宰さんの尊さって……一応お聴きしますが、忠実の方ですよね…(( (2018年12月8日 16時) (レス) id: 5748b81071 (このIDを非表示/違反報告)
ロイゼ@魔法契約民(プロフ) - 神さん» うぇーい乁( ˙ω˙ 乁) 気付いてくれて嬉しいです! (2018年4月16日 16時) (レス) id: e949299f29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ロイゼ | 作成日時:2017年6月6日 17時