ストーカー-タタラ- ページ9
もうずっと前からなにかの視線を感じる。
大学にいるとき、友人と一緒にごはんを食べているとき、買い物をしているとき、お風呂に入っているときまで…
どこかで見られている、それは気のせいなんかじゃないと思う。
今だってそうだ。
A(こんなことならもっと早くにみんなと一緒に帰ればよかった…)
コツコツと鳴り響く私のパンプスの音ともう一つ、聞こえるはずのない足音が聞こえる。
私がゆっくり歩けばその音も遅くなり、走ればその音もまた然り…
それが怖くて私は普段の数倍遅く歩いている。
？「ねぇ…いつまで、俺に背を向けているつもり？A。」
A「……っ？！！」
あまりの驚きに声が出なかった。
その声を聞いたのは初めてで、もちろん名前も教えていない。
そんな男に今、背後から抱き締められている。
A「……ゃ！だ、れですか…あなた…」
？「誰って、タタラだよ知ってるだろ？ …あぁそうか、俺を困らせたいんだな？Aは見かけによらずお茶目なところがあるから…」
愛おしそうに、私の髪に顔を埋めて好きだよと呟くタタラという男。
…私が知らない男。
タタラ「ねぇ…キスしようよ。 もうずっとしてなかったろ、ほらこっちむいて。あぁ、たまにはAからして欲しいな、いつも俺からじゃ気持ちが一方的な感じがする。」
この男はなにを言っているんだろうか。
気持ちが一方的？その通りじゃないか、私はこの人を知らない。
A「タタラさん、私はあなたを知りません。きっと誰か違う人と間違えているんですよ。」
刺激しないように柔らかく説得する。
タタラ「そんなことはない。俺は君が好きで、君も俺が好き。そうだろう？A、いいかげん俺を焦らすのはやめてくれ。君が欲しくて、どうにかなりそうなんだ。」
気持ちが悪い。こんなにも不快なのは初めてだ。
A「違うって言ってるでしょ？！私はあんたなんて知らないし、好きでもない！！」
タタラ「…………、お前、誰だ。俺のAはそんな事を言ったりしない。俺のAを、返せ。」
言葉では言い表せない痛みが私の体を襲った。
体の力が抜けていく、目を開けていることも難しい。
タタラ「俺のモノにならないAなんか、Aじゃない。そんなやついらない。」
--- ✂ｷﾘﾄﾘｾﾝ ✂---
夢野さんリクエストありがとうございました！
こんな感じでよろしかったでしょうか？
あまり自信はないですが、楽しんで頂ければなと思いますっ(*ﾟvﾟ*)
それでも君を愛している-宇井-→←好きな子ほど困らせたい-鈴屋-
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lemonade066(プロフ) - すいません、東京喰種のタタラの恋愛小説もう一度作って貰えないでしょうか…最高すぎて😂 (2022年3月22日 8時) (
レス) id: 66d7fc9173 (このIDを非表示/違反報告)
うさみん(プロフ) - 柚葉さん» ありがとうございますっ！！今更新止まってるので何だか申し訳ないです>_< (2016年9月5日 12時) (レス) id: dff1ff2081 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - 月山さんが最高すぎます(//∇//) (2016年9月5日 6時) (レス) id: 500a9f97b8 (このIDを非表示/違反報告)
うさみん(プロフ) - らいらいさん» ここの短編集はもう容量いっぱいなので次の短編集が決まったら書きますね(・ω・) 短編集の決定までしばらくお待ちください！ (2016年4月3日 11時) (レス) id: dff1ff2081 (このIDを非表示/違反報告)
らいらい - あの、リクエストなんですけど黒琲世に心配されてみたいんですけどお願いしてもいいですか？ (2016年4月3日 11時) (レス) id: 879bd18d22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさみん | 作成日時：2016年3月1日 16時
