愛の言葉-平子- ページ46
PM18:23
もうそろそろ2ヶ月前に結婚した愛しい旦那様が帰ってくる時間だ。
仕事で疲れた彼の為、数々の家事をこなし夕ご飯は彼の好きな煮魚を作った。
きっと口には出さないが喜んでくれるはずだ。
そう思っていると玄関のチャイムが鳴った。
モニターを確認して玄関に向かう。
A「おかえりなさい、丈。」
平子「あぁ、ただいまA。…これ」
その手にはいつも持っていく鞄と見慣れない箱があった。
A「え？なにケーキ？」
平子「駅前に新しいケーキ屋ができたって言ってたのを思い出したから買ってきた。」
珍しく照れているのかネクタイを片手で緩めながら足早に部屋に向かう丈の後ろから、ケーキの箱を下駄箱の上に置き抱きつく。
平子「…なんだ、着替えるから…」
A「ありがとう。」
平子「……！どういたしまして。」
丈を見上げるとフッと優しく微笑み私の頭を撫でていた。
そんな丈の表情に驚き、赤くなった顔を隠すように背を向け、バレないよう強がりを言う。
A「いつも丈が頑張ってお仕事してくれるから喜ばそうと思って夕飯 煮魚にしたのにケーキ買ってくれたらいつものお礼にならないじゃん。」
そう軽い気持ちで言ったのがいけなかった。
平子「俺は口下手だから、こうゆうもの(ケーキ)でしか気持ちを伝えられないからな。…その、もっと言葉にして伝えられるようにする……」
背後に丈の気配を感じ、振り向く前に抱きすくめられた。
耳元に丈の吐息がかかり息を詰まらす。
平子「………愛してる…………」
それはとても小さな声だったが、耳元で呟いたことで私の耳に直接届いた。
……………………………………………………………
A「丈、そっち向かせて？」
平子「………駄目だ。」
A「お願い。」
平子「あと、30秒待て。」
A「……15秒にして。」
平子「……わかった……」
--- ✂ｷﾘﾄﾘｾﾝ ✂---
平子さんの新婚でした！
リクエストありがとうございます( ๓´╰╯`๓)♥
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lemonade066(プロフ) - すいません、東京喰種のタタラの恋愛小説もう一度作って貰えないでしょうか…最高すぎて😂 (2022年3月22日 8時) (
レス) id: 66d7fc9173 (このIDを非表示/違反報告)
うさみん(プロフ) - 柚葉さん» ありがとうございますっ！！今更新止まってるので何だか申し訳ないです>_< (2016年9月5日 12時) (レス) id: dff1ff2081 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - 月山さんが最高すぎます(//∇//) (2016年9月5日 6時) (レス) id: 500a9f97b8 (このIDを非表示/違反報告)
うさみん(プロフ) - らいらいさん» ここの短編集はもう容量いっぱいなので次の短編集が決まったら書きますね(・ω・) 短編集の決定までしばらくお待ちください！ (2016年4月3日 11時) (レス) id: dff1ff2081 (このIDを非表示/違反報告)
らいらい - あの、リクエストなんですけど黒琲世に心配されてみたいんですけどお願いしてもいいですか？ (2016年4月3日 11時) (レス) id: 879bd18d22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさみん | 作成日時：2016年3月1日 16時
