続き ページ42
会議が終わり家に帰ると、部屋の中からいい香りがしていた。
宇井「A、ただいま。」
そう言いながら後ろからAに抱きつく。
A「……！？あ、宇井さん…お帰りなさい。今日もお疲れ様です。」
いつもより暗いAに何かあったのか聞くと
A「え？！な、なんでもないですよ！？」
本当に嘘が下手な子だなぁ。
まぁ今は何も言わないだろうから、落ち着いたら聞こうと。
私はスーツを脱ぎに違う部屋に入った。
宇井(仕事で失敗でもしたかなぁ…)
それにしてもまだ"宇井さん"かぁ…
………………………………………………………
ご飯を食べ終わり後片付けをして、今は2人で風呂に入っている。
A「あ、のね宇井さん。」
宇井「どうかした？」
A「私、旧多くんとキスしちゃった…」
宇井「は？」
Aの様子からきっと故意にやった事ではないとわかるが、黒く汚い気持ちが私の心を占める。
宇井「どうゆうこと？何があったの？」
自分でも驚くほど低い声が出る。
きっと今の私の顔はそれはそれは凶悪なものだろう。
Aが怯えてしまうと思い、後ろを向いたまま動けないようにAを固定した。
A「…書類を持ったまま階段降りてたら足を踏み外して下にいた旧多くんを下敷きにしちゃって、ごめんなさい…私の不注意で…」
Aの肩が震える。
きっと今泣きそうなんだね。否、泣いているかもしれない。
事情を聞けば嫉妬も治ると思ったが、全く治る気配がない。
むしろ、階段から落ちたのだから心配しなくちゃいけないのに、今の私にはそんな余裕すらない。
…夕食でアルコールを入れたのは失敗だったか…
宇井「…怪我はないの？」
A「……うん。」
宇井「それならよかった。…………なんて言うと思った？」
Aの体が固くなる、緊張しているのだろう。
私の前では常に安心して欲しいのにと、怯えさせたのは私なのにAのその行動にさえ腹が立つ。
A「あ、の…宇井さ、ごめんなさ、」
宇井「それやめて。宇井さんなんて呼ばないで名前で呼んでよ。」
A「こ、おりさん…」
宇井「なに？」
A「ごめんなさい…」
Aを後ろに向かせ、目を合わせる。
--- ✂ｷﾘﾄﾘｾﾝ ✂---
続きます次で最後です(*・ω・)
続き※注意→←君の目に映るのはいつだって私でありたい-宇井-
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lemonade066(プロフ) - すいません、東京喰種のタタラの恋愛小説もう一度作って貰えないでしょうか…最高すぎて😂 (2022年3月22日 8時) (
レス) id: 66d7fc9173 (このIDを非表示/違反報告)
うさみん(プロフ) - 柚葉さん» ありがとうございますっ！！今更新止まってるので何だか申し訳ないです>_< (2016年9月5日 12時) (レス) id: dff1ff2081 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - 月山さんが最高すぎます(//∇//) (2016年9月5日 6時) (レス) id: 500a9f97b8 (このIDを非表示/違反報告)
うさみん(プロフ) - らいらいさん» ここの短編集はもう容量いっぱいなので次の短編集が決まったら書きますね(・ω・) 短編集の決定までしばらくお待ちください！ (2016年4月3日 11時) (レス) id: dff1ff2081 (このIDを非表示/違反報告)
らいらい - あの、リクエストなんですけど黒琲世に心配されてみたいんですけどお願いしてもいいですか？ (2016年4月3日 11時) (レス) id: 879bd18d22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさみん | 作成日時：2016年3月1日 16時
