大人な彼との攻防-法寺- ページ26
いつも冷静で、余裕があって大人な法寺さん。
私はそんな法寺さんを、とても尊敬していて
誰よりも苦手だ。
だから私は、少しでも注意をされないように 少しでもかかわらないようにしている。
最低限の挨拶や仕事の相談などはするが、それ以外の会話は一切しない。
それだけで、法寺さんに迷惑をかけたとは思えないのに、私の後ろには壁、前には不機嫌そうな顔をした法寺さん。
幸か不幸か
ここは人があまり出入りしない資料室。
A「あの…なにか、ご用でしょうか、法寺特等…」
法寺「…用? そうですね、貴女に聞きたいことがあるんです。」
なんですか、と口を開こうとすると法寺さんは珍しくも人の話を遮った。
法寺「私のこと、嫌いですか?避けて、いますよね?」
A「そんなこと…」
ありますよね?と見たことがないくらい怖い顔で言われれば、頷くしかなくなる。
A「………苦手、なんです………。」
法寺「私が苦手? …そうですか……なら、慣れてください。私に、あぁこれは初めて伝えますね……私は、貴女の事が好きです。」
そう、堂々と言ったと思ったら法寺さんの顔は徐々に赤くなっていった。
A「顔、赤いですよ… 」
法寺「私だって普通の人間ですから…それで、返事は?」
A「苦手意識がなくなるまで、待っててください。」
法寺「良い知らせなら、いくらでも。」
私から厄介な苦手意識がなくなるのは意外と、すぐかもしれない。
--- ✂キリトリセン ✂---
眠い………
今日 黒崎くんの言いなりになんてならない見に行ってきました!!
146人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
lemonade066(プロフ) - すいません、東京喰種のタタラの恋愛小説もう一度作って貰えないでしょうか…最高すぎて😂 (2022年3月22日 8時) (レス) id: 66d7fc9173 (このIDを非表示/違反報告)
うさみん(プロフ) - 柚葉さん» ありがとうございますっ!!今更新止まってるので何だか申し訳ないです>_< (2016年9月5日 12時) (レス) id: dff1ff2081 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - 月山さんが最高すぎます(//∇//) (2016年9月5日 6時) (レス) id: 500a9f97b8 (このIDを非表示/違反報告)
うさみん(プロフ) - らいらいさん» ここの短編集はもう容量いっぱいなので次の短編集が決まったら書きますね(・ω・) 短編集の決定までしばらくお待ちください! (2016年4月3日 11時) (レス) id: dff1ff2081 (このIDを非表示/違反報告)
らいらい - あの、リクエストなんですけど黒琲世に心配されてみたいんですけどお願いしてもいいですか? (2016年4月3日 11時) (レス) id: 879bd18d22 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:うさみん | 作成日時:2016年3月1日 16時