【銀魂】職場？真選組ですが。 (ページ3)

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ズササ、と勢いを無理矢理消すが車は
なかなかスピードを出していたようで私の靴は
かかとがボロッボロになってしまった。
あいつら……許さない()
まぁ今は仕方ないや、後で買い換えよう。
「…って逃げてきたはいいけど、どこに行けばいいんだろう…？」
よく考えれば最近はずっと路地裏をフラフラ歩きまわってたからな…帰る家が無いという。
どうしよう、と考え込んでいるとポツリと肩に
水滴が落ちた。
「雨…！？さっきまで晴れてたくせに！」
慌てて屋根の下へ駆け込むけれど
髪も服もびしょびしょになってしまった。
やらかした…と天を仰ぐと大きな看板が
目に入った。

「万事屋…？」

お店？…よくわかんないけどタオルくらい
貸してもらえるかもしれないし訪ねてみよう。
階段を上がり戸を何度か叩く…が返事は無い。
「えーごめん下さいー、いらっしゃいませんかー？？？」
しばらく待ってお休みかも知れない、と
立ち去ろうとした時。
「…家賃回収じゃねえの？」
カラカラと戸を開け銀髪の男が顔を出す。
「家賃…？何のことかわかん無いですけど…あ、すみません出来たらタオ……ル…を…」
男と目が合い言葉が止まる。
お互いに"何が起こっているのか分からない"と
いう表情で見つめ合う様子ははたから見れば
かなり可笑しなものだろう。
先に沈黙を破ったのは銀髪の男だった。

「おいお前…取り敢えず入れ、びしょびしょじゃねぇの。…

なぁ、お前…Aだよな？」

はいッそうです☆