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「んー…あっそうだ、新八君と銀、ちょっとの間だけこの部屋から出ないでね!」
そう言い私はダッシュで風呂の前の脱衣所へ向かう。
そして昨日買ってきた服を出した。
黒地に紫の花が描かれた着物。
なんだか昔使ってた戦闘服()に似てて
買わなきゃいけない気がしたんだよねー。
「フンフンフンー♪鹿のフンー♪」
今着ている軽い浴衣の様なものを脱ぎ
肌襦袢を手に取った時、後ろで音がした。
「あ、Aさん銀さんが仕事のおおおお!?!?」
「ありゃ新八君、出てこないでって言ったよねー。」
顔を真っ赤にしてもといた部屋に戻って行った新八君。
「別に私はいいんだけどねー…」
正直これだけ生きていればそういうことは気にならなくなる。
お金がない時もあったしね。
ま、早くしてあげよう、新品君…あ間違った新八君も私に何か言うつもりだったみたいだし。
ん?
なんか…
腰あたりに違和感が…
「って銀!!!こら触んなこんにゃろ!」
「は?触ってねぇよ、ちょっと手が当たっちまってるだけだろうが。」
「まず部屋に入って来るな!新品君を見習ってよ!」
「誰が新品君だぁああ!」
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作者名:琴爪 凛 | 作成日時:2018年4月9日 1時