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絆 ページ4
Ymside
マネージャーと相談して振り入れは別の日にすることになり、今はベッドの上で体を休めている。
あれから数日が経って代わる代わるお見舞いに来てくれるメンバーたち。
そんな大げさな、と思う反面嬉しくて思わず笑みがこぼれる。
「ほんとさー涼介がいきなり倒れるから僕、ビックリしちゃった」
「はは、ごめんごめん、不安にさせちゃって」
「元気になったら何かおごってよ〜？」
「はいはい笑」
知念らしい励まし方だな笑
「山田、必要なものあったら言ってな？持ってくるから」
そう言ってくれるのは光くん。
バラエティではおバカなことしているのに普段とのギャップが凄い。
本音では先輩としても、人としても、尊敬している人だ。
仕事の合間を縫って顔を見せてくれるメンバーに感謝しつつも、一人だけ俺が倒れた日から会えていない人がいた。
「裕翔、どうしてるかな…」
すっかり夜になり空を見上げると綺麗な満月が光っている。
検査も全て受け終わって明日は結果を聞くだけだ。
体調も良くなったし問題ないはず。
裕翔のことを気にしつつも寝返りを打つと眠気に襲われてあっという間に眠りについた。
背中にできた大きなあざに、この時は気付くはずもなかった。
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作者名：ふう | 作成日時：2021年2月5日 13時
