いちごのショートケーキ ページ8
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『ちょっとグク、ゴミの分別はちゃんとやってて言ったじゃん』
「あー……ごめん」
燃えるゴミの方に入れられていたペットボトルを取り出し、リサイクル用のゴミ箱に入れる。
ゴミ箱に入れると同時に、はぁとため息をもらした。
なんか……同棲って、もっと楽しいと思ってたのにな
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グクと同棲を始めたのは2ヶ月前。
最初の頃は朝から夜までずっと一緒に居られるから、すっごく楽しかったけど
屋根の下で一緒に暮らすとなると、育ちの違いがモロに出るわけで。
ご飯の味付けの違いで小さな口論になったり、洗濯物の干し方とか今みたいなゴミの事だったり
毎日小さな事でお互いが相手に対して不満を感じているから、最近笑顔で何かを話す事が減ってきた。
いい雰囲気になるのだって、めっきりなくなった。
『でも別れるなんてありえないし……』
また1つため息をついて、自分のベットにダイブする。
明日はグクと楽しい時間を過ごせたら良いな。
そう思いながら、目を閉じた。
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バイト終わり、近くの可愛いケーキ屋さんによってきた
手元にある箱を見て思わず嬉しくなる。
グク、喜んでくれるかな
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ただいまと言いながら部屋に入り
『じゃじゃーん！グクの好きなケーキ買ってきたよ。一緒に食べよ！』
机の上に箱を置いた。
グクは昔からこのケーキが大好きだったから、飛びついてくれると思ってたけど
「は……？ケーキ？誕生日でもないのに？」
私に向けられたのは、喜んでいる顔じゃなくて怪訝そうな顔。
「ただでさえ、生活費ギリギリでやりくりしてんのに。無駄なもの買ってこないでよ」
『え……？』
思ってもいなかった言葉に心が抉られる。
ポロリ、と頬に涙がつたったのが分かった。
……あれ、なんで私泣いているんだろう。なんで、こんな嫌そうな顔されているんだろう。
『……私は、ただグクと一緒に楽しくケーキ食べたかっただけなのに』
グクが言ってることも分かるし、こんな事言われても困るのも知ってる。
泣きながら言うのもズルいって思うけど、涙は止まらないどころかどんどん溢れてくる。
『バカ……グクのバカ！！』
ケーキなんか買ってこなきゃよかった。
部屋の扉をバタンと閉めて、扉に寄りかかる。
『……っ、』
泣き声を出すなんてみっともないから、声を抑えて静かに泣いた。
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まこ(プロフ) - 書いていただき、ありがうです！！感謝！カムサハムニダ…( *´艸) (2018年3月31日 19時) (
レス) id: c5b40d6694 (このIDを非表示/違反報告)
ひま。(プロフ) - まこさん» こちらこそありがとうございます(T_T)嬉しいお言葉ばかり頂けて……もう飛び上がるくらい喜んでいます！ぜひまたリクエストしてください(〃〃)もう一つの嫉妬のお話も、話が固まり次第書かせてもらいますね＊ (2018年3月25日 0時) (レス) id: f0bfb60c61 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - また書いてもらいたい事があったとき、ご迷惑でなければ！リクエストさせてください！！これからのお話も楽しみにしてます(´∀｀)b (2018年3月24日 1時) (レス) id: c5b40d6694 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - むねがキューって締め付けられたと思ったら仲直りでチューとか最高すぎます！！本当に小説を書くのが上手ですね！！尊敬です…！(〃ﾉωﾉ) (2018年3月24日 1時) (レス) id: c5b40d6694 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - 凄くいいです！ありがとうございます！もう、ありがとう×100億言いたいです！ (2018年3月24日 1時) (レス) id: c5b40d6694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひま。 | 作成日時：2018年2月18日 20時
