人の気持ちも知らないで…【ヒロアカ】 (ページ15)

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喧嘩2 ページ15

緑谷side

貴方『大丈夫だって！きっと、何とかなるって！ね？

先生だっているし、私達が協力すれば大丈夫だって！ね？有り得ないじゃん！

私達がヴィランに負けるなんてさ！
もっと明るく行こうって！

そしたら全く怖くないって！ね？』

Aちゃんが僕らを励まそうと……僕らの恐怖心を和らげようとしてくれてるのは分かってる。

けど……それを上回るモノがあり、気がついたらそう言っていた。

緑谷「ねぇ……かっちゃんも言ったけどさ…」

貴方『な、何…？どしたの？』

緑谷「何がそんなに楽しいの？」

貴方『……！』

その時のAちゃんは、ビックリした顔をしていた。止まれ、そう思っても止まらない。

緑谷「何か、ずっと笑ってる。
ヴィランの襲撃があってからも、ずっと。」

貴方『そ、そかな…？』

すると、蛙…梅雨ちゃんがAちゃんを軽く睨みながら言った。

梅雨「緑谷ちゃんの言う通りよ。
真剣に考えてるの？“何とかなるよ"じゃないわ」

Aちゃんは囮になってくれたのに…
むしろ、感謝すべきなのに……

Aちゃんにあたっても、仕方無いのに……

緑谷「このままだと…皆、大怪我して死んじゃうかも知れないんだよ!?

ほら！相澤先生だって……1人で苦しそうじゃん！相手のヴィランの主犯、とても強いじゃん！」

貴方『出久……梅雨ちゃん…』

止まってよ……！Aちゃん、ついこの前裏切られて傷付いてるのに……！

さらに傷付けてどうするんだよ……！

緑谷「もし…大怪我とかして、入院とかになったら……家族に心配かけて、迷惑かけるし…」

貴方『それは違…』

Aちゃんの言葉を遮って梅雨ちゃんが言う。

梅雨「それなのに……何でそんな明るく振る舞えるの……？

それに、神崎ちゃんが居ない間、大変な目にあったんだから……！死に、かけたんだから…！」

貴方『…それは…違うよ、出久』

え……？