殺し屋にカッターキャーとか②【ヒロアカ】 (ページ37)

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林間合宿ーヴィラン編ーページ37

貴方side

私達は夕飯の後、プッシーキャッツの人達の提案で、きもだめしをする事になった。

…それはともかく、気になる事がある。

貴方『夢山雷火は今…何処にいる…？』

夕飯の時は確かにクラスメートに囲まれて居た。……それに、USJの時の様な……。

いや、USJの時以上の嫌な予感がする…。

そして、麗日と蛙吹が出発した時。

貴方『ッ!?』

緑谷「どうしたの？神崎さん」

森の入り口へ、数人気配が近づいて来ていた。

貴方『森の奥の方から此方に数人気配がある！それに加えて何か焼ける音がする！』

マンダレイ「(スンスン)…！何か焦げ臭い……！」

そこに居たのは……。

峰田「な…何で…警備は万全なんじゃなかったのかよ…！なのに何で…

何でヴィランがいるんだよぉぉ！」

…本当に不思議だ……。

何故、今の別れる時を狙ったかの様に…ヴィランが来たんだ……。

すると、辰が竜を出して言った。

辰「A！ライナ！奈子！乗れ！
夢山雷火を探し出すぞ！」

貴方･奈子･ライナ「あぁ！/うん！」

私達が辰の竜に乗ると、マンダレイが言った。

マンダレイ「ちょ！じっとしてなさい！
どこにヴィランが居るか分からないんだから！」

すると辰が言った。

辰「…悪いっすけど、そう言われて指くわえて見てるだけなんて、俺らごめんなんスわ。」

すると、竜は飛び上がった。
それに加え、緑谷も森の反対方向に言った。

マンダレイ「緑谷!?ま、待ちなさい！」

緑谷「僕、知ってます！洸太君の居場所！」

そう言って緑谷は走り出した。

しばらく森の上から夢山雷火を探していると、麗日と蛙吹が女子のヴィランと戦っている所を見つけた。

貴方『…辰。一旦降りさせてくれ』

辰「…何だ？お前らを傷付けた野郎を助けるのか？」

辰は“ほっとけよ"と言った。

確かにアイツらは私達を……。

迷いはあったが、私は辰に言った。

貴方『目の前で殺られても…胸糞が悪い……』

すると、奈子は呆れ気味に言った。

奈子「…お人好しだね。まったく……。」

貴方『はは、私も自覚済みだ』

私は軽く笑い、言った。

すると辰は“わーったよ"と言い、蛙吹達の所に降ろしてくれた。

私達はそれぞれ剣や個性を発動させ、着地した。