殺し屋にカッターキャーとか②【ヒロアカ】 (ページ21)

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感情制御ページ21

貴方side

職場体験が終わった。この職場体験の期間で轟とは、まぁまぁだが仲良くなったとは思う。

貴方『…はよ』

轟「…おう」

相変わらずお互い無口だけどな。
ライナは朝早くの任務があり、今日は休みだ。

そして、教室に入った時。
誰かに水を掛けられた。

誰かと思い、バケツを持っている奴を睨む。

…すると、ライナ達がナイトに入る前、初めて仲間が殉職した様な時の怒りが込み上げてきた。

…何故って？これを聞けば分かるさ。

私に水を掛けたのはな………。

麗日だからだよ。

三奈「流石麗日！一気に行ったね！」

麗日「っ…」

麗日は後悔した顔をしている。

…いつもの私なら、【弱みを握られたのか？】で済むけどよ。

…生憎、今の私はそう考えられない。

私だって、裏稼業をやってるとはいえ、普通の人間。…冷静さを失う時だって…あるんだからな。

麗日「ご、ごめ…」

麗日が謝ってくるが、1度冷静さを失ったらそう簡単には戻せない。

貴方『…郎が……』

麗日「え…？」

私は麗日や夢山雷火をメインに、緑谷、轟以外のクラスメートを睨み付けた。

貴方『この…偽善野郎が…！』

貴方『私がいつまでも冷静で居られると思うなよ！今、私が怒ってんのは麗日！お前にだッ！』

私は麗日にを睨み、言った。

麗日「っ……ごめ…ウチ…」

貴方『何でだよ……麗日…ッ……
少しだが…信じてたのによ……。

何が…“トモダチ"だよ……！
本当のダチってモンはな……！

何をされようが…！言われようが……！
ずっと味方で居てくれたり……！

間違えた道を行ったら……！“間違ってる"って引き止めるのが本当の友達だッ！』

この時の私には、いつもの冷静さは無かった。

……分かってんだ。現実に…“本当のダチ"は居ないと。…結局、自分を守るんだからな。

やっぱ、信じられるのは…………。

ナイトの皆だけだ……。