殺し屋にカッターキャーとか②【ヒロアカ】 (ページ13)

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貴族と殺し屋ページ13

貴方side

私は少女の依頼を引き受けた後、ナイトのアジトへ向かった。

そしてその事をカルヤさん達に話した。

カルヤ「そうか…。だが、その貴族は中々隙を見せない。……危険だが、

この宝を渡し、その隙を伺って殺って欲しい」

そう言ってカルヤさんが見せたのは、金色のネックレス。

奈子「でもコレ…貴重な宝じゃないのかい？」

カルヤ「この宝を渡した後に殺って、持って帰れば問題無いさ。」

するとカルヤさんは私と辰を見栄える。

辰「…俺達が殺れってか？」

辰は腕を組み、壁にもたれかかって言った。
するとカルヤさんは頷き、言った。

カルヤ「あぁ、Aが貴族に話し掛け、宝を渡す。その隙に辰。お前が殺れ。…不満はあるか？」

そのカルヤさんの言葉に、首を振る。

貴方『分かった。行くぞ。辰。』

すると辰は頷いて組んでいた腕を解く。

カルヤ「あの貴族に俺達、ナイトが怒るとどうなるか……見せてやれ！」

貴方･辰『了解！』

私と辰はそう言い、貴族の屋敷に向かった。

～貴族の屋敷～

貴族「いや～♪仕事の後の宝を見ながら飲む酒はいーね～♪」

そう言いながら酒を飲む貴族。

貴方『…はぁ』

私は呆れ気味にため息をつく。
すると辰が言った。

辰「殺りに行くぞ。」

私は辰の言葉に軽く返事を返し、屋敷に入った。

貴方『…あの…少し、良いでしょうか……』

慣れない敬語で貴族へと近づく。

貴族「あぁん？何だァ？お前はァ」

軽く貴族はこちらを睨みながら言った。
私は後ろに隠してた宝を見せ、言った。

貴方『…コレを、貴方様に差し上げようと思いまして。……良ければ、お受け取り下さい』

…チッ、敬語は慣れねぇな。
…コレも任務だから仕方ないがよ……。

私は辰が来たのを確認し、言った。
すると貴族は私から宝を取り上げ、言った。

貴族「おぉ！やるじゃねぇか！
礼に1つだけ頼みを聞いてやる。言ってみな。」

私は少し下を向き、言った。

貴方『なら…………。その首を寄越せ』

貴族「……は？」

貴族がそう言った頃には遅く、すでに貴族の息は止まっていた。

辰「お前が敬語使うと違和感があるな」

そんな辰の言葉に私は頭を掻きながら言った。

貴方『自分でも慣れねぇよ。敬語なんてよ。
急がねぇと、護衛が来ちまう。帰ろう』

すると辰は頷き、アジトへ帰還した。

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