呪詛72『再開�◆� ページ6
貴方side
篠崎「はぁ、はぁ、はぁ…」
岸沼「…落ち着いたか？篠崎」
篠崎「う、うん…何とか…はぁ…神崎さんも、岸沼君もごめん、迷惑かけて」
それに岸沼君がムッとして叫んだ。
岸沼「迷惑だぁ？んな訳ねぇだろ！俺は1度も、んな事思ってねぇ！」
貴方『そうだ。何人も大切な友達を亡くしたんだ。無理も無い。だから気にするな。自然な事だ。』
篠崎「二人とも……ありがとう」
そう言って篠崎さんはニコッと笑った。
…少し元気になったか。良かった。
…恐らく、智寛や美月。雅人や健介達も生きてはいないだろう。
…何でこうなる。私達が何したちゅうねん！
…ありえへんわ！信じられへん！許せへん！
……お、ついつい出てしまったな。関西弁。
少しでも興奮するとすぐコレだ。
気を付けないとな。…まぁ、出ても何にもないがな。…しばらくして、私達はまた歩き出した。
すると篠崎さん曰く、鬼碑忌コウ…？って人が瓦礫の下を指差していた。
その瓦礫を退けると、岸沼君達のクラスメートが気絶していた。…ん？この男の子……持田…か？
岸沼「哲志！中嶋！」
篠崎「持田君！」
2人は颯爽と駆けつける。
すると二人は目を開ける。
直美「ん…？あ、あれ？岸沼？委員長？…えと…」
貴方『…神崎A。白檀校の2年だ。』
直美「あ、うん…あ！哲志！哲志、起きて！」
中嶋さんは持田を揺らす。すると持田も目を覚ました。
哲志「んん…？あ…良樹！篠崎！直美！
……あ、後…神崎、さん…？でしたっけ？良樹のバイト仲間の」
貴方『おっ、覚えていたのか。そうだ。神崎Aだ。宜しくな』
すると持田は頷き、言った。
哲志『あぁ、宜しく！脱出できるように、頑張ろうな！』
貴方『あー…悪い、私は…無理だ』
持田や中嶋さんは不思議そうな顔をする。
直美「え？どうして？」
貴方『いや、実は…もう、ヨシカズに殺られてて…』
すると持田や中嶋さんはシュンとした顔になる。…悪い事、したな…
貴方『大丈夫。その代わりにお前らを守るし、脱出の手助けもする』
哲志「…分かった。あ、由香、由香は!?別館で別れたきり会ってないんだ！」
岸沼「悪い、会ってない」
篠崎「私も…ごめんね」
貴方『私もだな…そうだ、ならまだいるかもしれない。その別館に行ってみよう。次元が一つになったなら、別館もあるだろ』
すると全員頷き、言った。
全員『うん！/あぁ！』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 33人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なおぼう | 作成日時：2019年9月20日 13時
