犠牲者の鎮魂歌③【ヒロアカ】【コープスパーティー】 (ページ4)

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呪詛71『再開』ページ4

貴方side

しばらく岸沼君と天神小を散策していると、鼻のすすり泣く声が聞こえた。

それに岸沼君はハッとすると『篠崎だ！篠崎の声だ』と走っていった。

私もそれを追いかける。
すると岸沼君の言った通り、篠崎さんが座り込んで泣いていた。

篠崎「う…っ……ヒック…うぅ…森繁君が…！」

岸沼「森繁？森繁が…どうかしたのか？」

すると篠崎さんは泣きながら頷き、言った。

篠崎「うん…さっき、森繁君の携帯の動画が…いきなり再生されて…あの、保険室前の粉砕死体…

あれが鈴本さんのだって知っちゃったみたいで…ココから…飛び降りたみたいなの…」

それに岸沼君が下を覗くと、「嘘だろ…」と唖然としている。…クラスメートか。

岸沼「…けど、平気だぜ。俺が…いや、俺達がいる。俺達がお前を守る！…な、神崎。良いだろ？」

貴方『あぁ、当たり前だ。お前らには無事に生還して貰いたい。…って、岸沼君を連れて来た私が言う事じゃねぇか…』

すると岸沼君が言った。

岸沼「けど、それで篠崎や哲志達が無事に生還できるなら、俺は気にしねぇ！だからあんま気に病むなよな？」

貴方『あぁ…ありがとな』

…やっぱ、此奴の根は良い奴だな。