隠した想い【ヒロアカ】 (ページ34)

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29話：地獄と殺人鬼ページ34

飯田「一年A組飯田天哉！只今戻りましたッ！」

AがUSJ広場内から去ったと同時に飯田がプロヒーロー達を連れて来た。

そしてプロヒーローのスナイプが死柄木の体を銃で撃つ。

死柄木「くッ！…黒霧ッ！」

黒霧「分かりました！」

死柄木の掛け声に黒霧は生徒を散らせたワープゲートを開く。それに死柄木は入りながら言った。

死柄木「次は殺すぞ。オールマイト。それに…夜の殺人鬼(ナイト･デッドリー)…！」

そう言い、死柄木達はワープの中に消え入った。

その後に残されたのは、夜の殺人鬼(ナイト･デッドリー)が殺した多数の刺客と、『From devil』と書かれた一枚の茶色い紙だった。

緑谷「…オールマイト。コレ…」

緑谷はオールマイトに『from devil』と書かれた紙を渡す。それを見てオールマイトは驚いた顔をする。

オールマイト『【from devil】…悪魔より…だと!?』

轟「…それって一体…」

するとオールマイトは手に持った紙を轟や緑谷に見せて行った。

オールマイト「これは他に殺されたヴィランの傍にも置いてあったんだ。

ただ、キュロットやイナト議員の傍には置かれていなかった。

だけど殺害者は自身を夜の殺人鬼(ナイト･デッドリー)と名乗っていたらしい。恐らく、同一人物だろうな。

…後は私達に任せて。君達はもう戻りなさい」

オールマイトは轟達に言う。
轟達は“分かりました"と言ってUSJのゲートに向かって行った。

轟達の姿が見えなくなった頃、オールマイトはガリガリの姿となっていた。

緑谷「オールマイト…」

オールマイト「ふぅ、良かった。ギリギリだったね」

緑谷はオールマイトを心配そうに見るが、オールマイトは安心した様に笑った。

オールマイト「さ、緑谷少年も早くバスに戻りなさい」

そう促すオールマイトに、はい。と言って緑谷はバスに戻った。

帰りのバスではクラスメートの殆どが寝ていた。