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全然寝れなくて
でも足音聞こえてきて寝たフリをした
すごい力で抱きしめられて
「俺のが先に好きだわバカ」
そんなこと言われたら
反応するしかないじゃん
やっとの会話が言い合いみたいになってしまって
少し思ってたのとは違うけどやっと話せた
蘭「ごめんな」
貴「なんで謝るの、私じゃん悪いの」
蘭「奪うっつったのに遅くなった」
この人はいつも私に優しさをくれる
見た目とは全然違う
貴「なんで、約束守ってくれるの、」
ああ、また涙が溢れ出る
面倒くさい女って思われたくないのに
貴「な、んでそんなに甘やかすの」
どうか嫌いにならないで
貴「私、クズだし汚れ、」
＿＿＿＿＿＿＿＿汚れてるのに
そう口にするはずが
蘭ちゃんの顔は目の前にあって
口が塞がれて何も言えなくなってしまった
蘭「きけ」
離れて彼は真剣な顔で、
真剣な目で言う
蘭「A」
こんな真剣な顔されたら
目なんて離せないよ
蘭「好きだ」
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作者名：すけ | 作成日時：2022年3月2日 22時
