Part8 ページ8
in学校
翌朝。いつもは遅刻するが、今日はなぜか早く目が覚めたため早く学校に向かうつもりだった。
そうすれば、朝キヨに会わなくて済むだろう･･･そう思った。
が。
どういうわけかキヨも早めに起きていたため、家を出る際に鉢合わせしてしまった。
そして、いつも通り一緒に登校する。
いつも通り･･･ではなかった。少しだけいつもと違ったのは、早起きのせいか尋常でない眠気を感じるのと、二人の間に漂う気まずい空気だった。
『おはよう』と言葉を交わしたきり、お互い一言も喋らない。
･･････辛い。
教室には、普段から早く来ている平川くんがいた。
早すぎたせいか平川くん以外誰もいない。
ヒラ「あれ？Aにキヨ、早いね。珍しいじゃん」
キヨ「･･･おはようヒラ」
A「･･･ん」
眠すぎて声が出ない。キヨもかなり沈んでいる。
ヒラ「･･･え？なに、二人ともどうしたの！？」
私達の様子･･･主にキヨの様子が可笑しいことを察して、キヨの手を引いて教室を出る平川くん。私が暗いのはいつものことなので、平川くんは私に「ちょっと待ってて」と言い、教室を後にした。
一人になった教室は、寂しくもあり、落ち着くものでもあった。
ふぅ、とため息をつくと、教室の扉から何者かの顔が覗いた。
フジくんだ。
フジ「A〜、早いなぁ」
A「フジくんこそ、今日は来たんだね」
また昨日の安心した感覚に落ち、思わず笑顔になる。
フジ「A、前は全然話してもくれなかったくらいなのにwww」
A「まぁ、昨日までフジくんのこと嫌いだったしね」
フジ「え！？そうだったの！？」
冗談を言い合って笑えるくらいになるとは思わなかった。
フジくんが私のことを気に入っているとキヨは言っていた。それが本当なのはわからないが、フジくんがいい人だということは知ることができた。
ほんとによかったと思ってる。
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瑠璃色の天使(プロフ) - パンナコッタ味ラーメンさん» 楽しみます！前のコメ、文脈がすごく可笑しくなってました！すみません！興奮しすぎて…f^_^;体を壊さない程度に頑張ってくださいね！ (2015年7月10日 18時) (
レス) id: d502767828 (このIDを非表示/違反報告)
パンナコッタ味ラーメン(プロフ) - 瑠璃色の天使さん» うわああああ!!は、初コメだあああ!!!!ありがとうございます!!!!できるだけ毎日更新してますので、楽しんでくださいね!!!!!! (2015年7月9日 23時) (レス) id: ecc4c8f6be (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の天使(プロフ) - 初コメ失礼します！毎日、この作品が更新されるのを待っています！今は、ちょ〜これからどうなるのか気になりすぎてやばいです。これからも、頑張ってください！応援してます！！ (2015年7月9日 19時) (レス) id: d502767828 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パンナコッタ味ラーメン | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/qj/
作成日時：2015年7月5日 23時
