名探偵コナン人魚姫～NYの恋～Ⅱ (ページ9)

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No.59 ページ9

翌朝、リビングに行くとすでに沖矢昴の姿となった赤井秀一の姿がそこにはあった。

昴「Aさん、おはようございます。よく眠れましたか？傷の状態はいかがです？それより、その恰好はいささか刺激が…」

『おはようございます。早起きなんですね。えぇ。問題なく。へ？シャツ１枚で歩いてるのがそんなに珍しいですか？』

昴「は、はい。普通の人なら男性が家にいると分かっているならもう少し何か切ると思うのですが…」

『昴さん…私をそんな風に見ていないでしょ？それと、わたしはそのまま、ガレージにあるスタジオにいるので何かありましたらそちらへ』

昴「えぇ。分かりました。」

そのままガレージのA専用のスタジオに入ると今度のライブで行うパフォーマンスを考えていた。Aはスタジオ内を爆音で音楽を流し、集中していたこともあり背後からの気配に気づかなかった。

昴「Aさん」

『！？昴さん？どうしたんです？』

昴に声をかけられると流していた音を止めた

昴「何度声をかけても音量が大きく、気づかれない様子だったので…それと朝食の準備ができたので一緒に食べませんか？」

Aは少し考え、初めての彼とのご飯もいいかなと考え承諾した。
ともに、リビングへ向かい、昴の反対側に座り、頂きますと声をかけるとホテルで食べるかのようなふわふわなオムレツにAは感動していた。

『昴さんおいしいです。』

昴「お口にあったならよかったです。それより伺っても？」

『昴さんとお話しするときは尋問されている気分になります』

昴「そんなに、固くならないでください。その、とても魅力的な体で、シャツ１枚の演出でもなさるんですか？」

『…えぇ。そうですね。初めての試みですけど』

昴「もう少し肌を隠せませんか？」

『？なぜです？というか、衣装はこれだけではないですし。ま、これ以上は企業秘密です』

昴「あなたは秘密が多いですね」

『A secret makes a woman woman(女は秘密を着飾って美しくなる)』

昴「！？お前、それをどこで…」

『知り合いに言葉です。沖矢昴さん…ごちそうさまです。作っていただいたので洗い物は私にさせてください。では空いたお皿持っていきますね。』

昴「…」

昴の分も食器洗いもう一度スタジオにこもり作業を行った。
昼頃にリビングに行くとテーブルの上に１枚のメモがあったためAは1人でスーパーへ買い物に出かけた。

すると学校帰りの蘭ちゃんたちと出会った。