No.96 ページ46
有希子「Aちゃん！！！！あぁ、なんて痛々しい…その男許せない！」
優作「ありがと、昴さん…」
昴「いいえ、もとはと言えばぼくがしっかり見ていなかったことが招いたことですので」
哀「本当に、最後まで責任持ちなさいよ！もし、もし、これ以上のことがあったらあんたを許さないわよ！」
『哀ちゃん…ありがとう。もとは私がスタジオではっきりと言ってやらないことが悪かったから。そんなに、昴さんを責めないであげて…ね？』
哀「Aさん、優しすぎるわよ」
『それに、もし、あの時昴さんが来てくれなかったら、今頃私はきっと私じゃなかったから。それにこれでも大切な人のために純潔は守っているのよ』
哀「Aさん…」
コナン「おい、大丈夫なのか…」
『あなたにまさか助けてもらうなんてね…ありがと。もう少しコナン君…あなたに頼っていい顔と思ったわ』
コナン「あぁ。こんなことになるくらいだったら助けを求めろ。一人で抱え込むな…家族だろ…」
『…えぇ。そうね。そう努力するわ…』
Aは自分のベットで横になっていると、部屋のノックがした。
そして、携帯の遠隔操作で鍵を開けた。
『今開けたから入っていいわよ』
秀一「すまない、寝ているか確かめたかったんだが…眠れそうにないか？」
『さっきのさっきだからね…』
秀一「本当にすまない。俺は…」
『おなかいっぱい聞いた。ねぇ。こっちに来てくれない？』
秀一はAのベットに腰掛け、Aはそっと、秀一を抱きしめ、耳元でこう言った
『あなたは優しすぎる。そして、何もかもをすべて抱え込もうとする。誰かが傷つく真実なら、すべての罪を被ろうとする。かっこいいけれど見ていてとても危ない…だから、私ことを後悔してほしくない。あなたの荷物になんかなりたくないの』
秀一「荷物なんて…」
『いいえ、あなたはダダでさえ、大切なもので身動きが取れていない。そんな中に私なんていてはいけない。私は、たぶん、もうすぐ遠いところに行く。でも、最後に一つだけ。私の望みをかなえてくれない？』
秀一「お前それは、どういう…」
『あなたにしかできないこと…』
秀一「…それは何だ？ハッキングか？スナイパーとしてか？」
『(首を振る)…今夜だけでいい、今夜だけ、私をあなたの彼女にしてほしいの』
秀一「お前何を言っているんだ…どういうことか分かっているのか」
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作者名：QspriQ | 作成日時：2020年5月18日 0時
