名探偵コナン人魚姫～NYの恋～Ⅱ (ページ34)

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No.84 ページ34

バラ園に来たAは赤いバラしかないこのバラ園を見て、アリスの世界の白いバラを嫌っている女王のために兵隊がひたすら色を塗り続けている話を思い出した。

そして、Aは他人から見れはAは闇なんて知れらない綺麗な人間のよう鵜に見えているのだろうかと考えていたが、そんな考え方をしている自惚れている自分に鼻で笑い。完璧に黒にもなり切れていないと思う自身には完全に白色の住人にはなれないのだろうと考えていた。

蘭や園子、少年探偵団は純粋で真っ暗な住人に関わっているにもかかわらずいるでも清らかで白色の住人だ。

Aは先ほどの執事との会話で目をつけられた自分は真っ赤なバラのように染まることになるのだろうかと考えながらバラ園の散策をしていた。

すると後ろから好青年の声がした。

？「心にもあらで浮世にながらえば恋しかるべき夜半の月かな麗しく月よに照らされ、憂いに満ちた瞳でバラを見つめるお嬢さん」

すと、後ろを見ると今世間を騒がしている青年がいた。しかし、Aは幼いころ有希子に連れてこられたマジックショーで出会った少年の面影を感じた。

『フフッ)気障な方…あなたは怪盗キッドですね。お宝をこれから取りに行かれるんですか？』

キッド「はい、そのつもりでしたが、今夜はお宝以上の宝石を見つけたようです」

怪盗キッドはすっとAの手を取り唇に寄せてキスをした。

『あなたはそのようにして世の女性を虜にしているのですね…そろそろ時間ではなくって？』

キッド「あなたにはなれるのは惜しいですが…そうですね、私が華麗に怪盗してきましょう」

そういうと、ハングライダーを広げ天高くどこかに飛び立っていった。
彼との出会いは幼いころ、母・有希子が変装を教えてもらったというマジシャンのもとに行くということで付き添いについていったことがある。その時にしれっと現れたAより、小さく、新一と同い年くらいであろう男の子が現れた。

？「お前かわいいな！これやるよ！」と言い、手からバラを出してAに渡した。

『ありがとう。あなたは？私は、工藤Aだよ。お礼にならないかもだけどチップスいる？』

？「俺は、黒羽快人！よろしくな！お前、イギリスから来たのか？」

『えぇ。よくわかったね。』

快人「フライドポテトをチップスというのはイギリスだからな」

盗一「こら、快人急にお嬢さんに声かけたら驚くだろ」

快人「ごめんなさい。」

有希子「あら、お子さんですか？」